上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Check
 さて、オザケンコンサートに関して、まだ書き足りないことがあるので、おまけの文章です。
 本編はコチラなので、ヒトツヨロシク。

あと、もう一回警告を。

警告
 小沢健二13年ぶりのコンサート。
 このコンサートは、絶対に内容を知らないで観た方が楽しいため、これから行く予定がある人はとりあえずブックマークをして、このブラウザを閉じてください。
 あと、コンサート行くとき、開演には絶対に遅れるな!仕事なんて休め!
警告終わり

 今回のコンサートの中で、何度か文章を朗読していたのですが、そのうちのひとつで、こんなことを言っていました。

アメリカのお笑いは大味であると言われているけれども、実はそうではない。
彼らのお笑いには、その人種ごとに、その人たちだけしか分からないようなネタがたくさん仕込まれている
その、自分たちしか分からないようなネタで笑うとき、人々は最高に楽しそうな笑い方をする

 これは、たぶん世の中の非常に多くの人が思っていることでしょう。

 女子高生が変な言葉を使うのも、
 プロレスマニアが遠い昔の試合について語り合うのも、
 旅好きが、共通して行ったことがある国の思い出話に花を咲かせるのも、

 みんな、こんな気持ちからだと思います。

 そして、今回のコンサート会場はまさにそのものでした。

 演奏曲の中心となったアルバム、"LIFE"は1994年8月発売。16年前。
 それ以外にも、絶版となっているCD、8cmシングルでしか出ていない曲など、今では入手困難なあれこれを奏でるオザケン。

 彼は、たびたび、歌うのを止めて、客席に歌うように促しました。

 今夜はブギーバックのラップ部分を歌詞なしで歌う人々とオザケンの間には、十数年の時を経てもしっかりと覚えている、音楽という絆があったのです。

 そして、その絆を確かめるように、何度も客席をあおるオザケン。

 彼が歌っていない部分を歌う観客は、最高に楽しそうな歌い方をしていたのだと思います。

 今、テレビとか雑誌とか新聞とかがボロボロになっています。
 いわゆる、マスメディアというものから、どんどん客が逃げて行っている状況です。

 この理由はいろいろあると思うのですが、ひとつは、自分たちしか分からないようなネタを共有することが出来る友人を、mixiやtwitterでかんたんに見つけられるようになったからではないでしょうか。

 昔は、共通の話題がテレビ中心だったから、人と繋がるためにテレビを見ていたけど、今は、世の中のあらゆる話題に対して共有できる仲間を見つけることが出来るので、自分が好きなことをやって、ネットで繋がる人を探せる。
 テレビは、コミュニケーションの中心的地位から落ちているわけです。

 オザケンは、ハリウッドの笑いについては、「ハリウッドは非常にたくさんの人を笑わせなければならないので、大味にならざるをえない事もある」というようなことを言っていました。

 それは、多くのテレビ番組そのものです。

 逆に言うと、人々をテレビに引き戻すには、ある程度絞った範囲の人々の「自分たちにしか分からないようなネタ」を提供し、テレビを共通の話題にしてくれる人を、少しずつ増やすしかないのではないかなと思います。

 さらに彼は、事前の文章で、彼らの取り組みを、「小さな舟」と言っています。
 確かに、中野サンプラザは(彼の動員力から言えば)比較的小さな会場だし、大々的な宣伝や、タイアップした曲やCDの発売もありません。
 テレビでどれくらい報道されていたのか分かりませんが、おそらく非常に小さい扱いだったのではないかと。

 彼が作ろうとしているものは、こんな風に非常にたくさんの人に届かなくてもいい。対象範囲を狭めて、その中の人の最高の笑顔を引き出すことだったのではないかと思います。

 そして、そのもくろみは見事大成功。
 完璧な一体感があふれる会場。
 最高の笑顔の前で涙ぐんだ彼の姿は、本当に素敵でした。

♪美しい星に訪れた夕暮れ時の瞬間。切なくて、切なくて、胸が痛むほど。

関連記事
Check
Secret

TrackBackURL
→http://mota2009.blog28.fc2.com/tb.php/77-3ffc8dca
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。