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ブラジル 巨大経済の真実ブラジル 巨大経済の真実
(2008/06)
鈴木 孝憲

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「世界一周してきて、どこが一番よかったですか?」
 と、聞かれて必ず答えるのが、
キューバと、ブラジル。」

 そんなブラジルで、念願のオリンピック開催が決まり、世界の注目を集め始めました。
 ブラジル編でも書きましたが、ブラジルは南米では圧倒的な超大国で、中心的存在です。
 一億人以上の人口と、超広大な土地と、莫大な農場と、無尽蔵の鉱物資源を持つ国。
 南米の経済は、ブラジル次第でどっちにも転ぶという状況です。

 BRICsのRICは全て元社会主義国で、政治面から経済発展をしてこなかった(そして、今もそれはリスクとして残っている)わけですが、ブラジルはそんなことはありません。

 そんなブラジルが経済発展が発展してこなかった理由。それが、経済が破綻していたことです。

 古くは、1950年代。
 草原のど真ん中に首都をぶっ建てるなどという無茶をやってのけたために、税金が全く足りなくなり、大借金を負ったのが始まり。
googleで、「ブラジリア」「設立」って検索したら、自分のblogが一番上に出てきてびっくり)

 それ以来、国家経営破綻→貨幣の単位が変わる→紙幣が紙切れに
 を繰り返してきたでたらめな経済。

 1942年。ブラジルの通貨は「コント」という単位で、1コントで車が一台くらい買えたそうです。つまり、1コント150万円くらいかな。

 それが、クルゼイロ→クルゼイロ・ノーボ→クルザーロ→クルザード・ノーボ→クルゼイロ→レアルと、50年で6回も通貨が変わり、そのたびに無茶苦茶なデノミを繰り返してきたため、そのすべてを換算すると、

1レアル(50円)=360.000.000.000.000.000(36京)コントだそうです。

 なにせ、80-90年代のインフレでは、毎年のインフレ率が1000%-3000%。
 毎年物の値段が10-30倍に変わっちゃう。。
 はっきり言って、貯金するというのが自爆行為。企業も、資金計画なんて立てられません。
 もう、強制的にその日暮らしするしかない。酷い世界です。

 ちなみに、ブラジルでバイオエタノールが発展したのは、通貨が日々暴落していくので、石油が買えなくなる可能性が常にあったため、仕方がなく開発してたのです。
 同様の理由で、他の国が掘ろうともしなかった海底油田の採掘技術もブラジルがNo1です。

 そんな経済破綻の原因が「国家の税金の無駄遣い」だったわけで、日本も他人事ではないのですが。。。

 そのブラジルの経済の混乱を止めたのが、現在使われている「レアル」という通貨です。
 そして、一歩歩くたびに床が崩れ落ちるような状況を脱し、足下が固まってきたため、上記のようなブラジルの優れた点が生かされるときが来たわけです。

 バイオエタノールと海底油田がエネルギーを生み、
 巨大なジャングルが酸素を生み、温暖化ガス吸収し(ついでに排出権取引で外貨を呼び)
 広大な農地が食料を生み
 無尽蔵の鉱山が工業製品を生み
 巨大な人口が、労働力と消費を生む

 オリンピックの演説をしたルーラ大統領は、オバマがうらやむほどの強力な支持率を誇り、国民は、明るい未来に意気揚々としています。

 しかし、問題が全くないわけではありません。

 ルーラ政権は、たくさんの汚職スキャンダルを抱えており、
 アホな政府は途上国で最も高く、世界で一番複雑な税を企業に課しており、
 銀行は、異常な高金利と高手数料をとって偉そうにしており、
 公務員の年金が民間の7倍と異常に高く、
 道路や港がうんこ
 治安が悲惨

 などなど、問題も山積なわけです。

 とはいえ、国民は明るく、希望に満ちあふれているとても気持ちがいい国であることは確か。
 私にとって、オリンピックがリオに決まったことは、東京に決まるより喜びが大きかったです。

 私が、絶対にもう一度行きたい国。
 そして、住んで働きたい国。ブラジル。

 経済に興味がある人は、是非勉強しておくこと、そして一度行ってみることをお勧めします。
 
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(2008/06)
鈴木 孝憲

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