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最近このblogを見出した方はご存じないかもしれませんが、私は2008~9年に世界一周旅行をしており、その時の旅行記が局地的にご好評いただいたため、引き続きこのような文章を書きたれ続けています。

 その時の、旅行記。未だにちみちみと振り帰りを続けているのがコレ。

ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行

 そして、このblogが本になりました!
表紙  

 シンプルなフォトブック。

 マットな肌触りが、世界中の美しい風景を優しく包みます。
中身

 ま、本になっただけで、出版するわけではないですが。

 実は、この本、Photobackというサービス(しかもトライアルなので無料)で作ったモノです。
 このような、
サイト

 Web上の編集画面で写真を選んで、文章を書くだけで、簡単に本のレイアウトを決めることができます。
 そして、「発行」ボタンを押せば一週間くらいで本が送られてくる。

 私の作った無料版はCDサイズですが、文庫サイズ72pとか、A5サイズとか、普通に本屋に売ってそうなクオリティのモノまで簡単に作れてしまうのです。

 なお、私はいま、写真を選び直してコメントもちゃんと書いたバージョンを作成しているのですが、左側のオザケンチケットのお願いの「おまけ」はこの本にしようと思っています。

 一昔前なら、自己満足のための自費出版でも数十万~数百万かかったものですが、たったの数千円でここまで出来てしまうのですから、時代は変わった。
 ちゅか、出版というもののハードルが下がった。

 自分の表現を形にしたければ、この様な形で本を作れる。

 自分の表現を世の中に発表したければ、HPなりblogなりtwitterなりで無料で発表できる。
 そのクオリティが高ければ、広告やアフィリエイト、有料blogやメルマガで換金までできる。
 
 世の中の選ばれし者しか出来なかった、「自分の表現を形にして、世間に発表し、金を稼ぐ」という活動が、誰でも出来るようになったのです。

 最近の出版不況の一因となっているのは、出版関係者だけが独占していた上記の活動が、全ての人に開放されてしまい、独占が崩れ、暴利をむさぼることが出来なくなったことだと思います。

 さらに追い打ちをかけるように、iPadやkindleというメカと、apple storeやamazon.comという電子書籍サイトを組み合わせて、電子出版が本格化してきました。

 もりぞおさんは、比較的たくさん本を読む人なので、でかい本棚を持っています。
 これが邪魔で邪魔でしょうがない。でも、時たま過去に読んだ本のフレーズやデータを見返したくなることがあるので、すぐに処理することもできない。

 それゆえに、電子書籍は10年以上待ち望び続けていたものです。

 iPadは、アメリカンサイズででかすぎるのであまりそそられませんでしたが、kindleが日本語対応してカラーになったら確実に買います。

 そんなデバイス以上に重要なのが、電子書籍の品揃え。
 アメリカでは、amazonが多くの出版社を巻き込んで、かなりの量の書籍が電子出版されています。(amazonは、「電子出版しなきゃ、紙の本もうちでは取り扱わないよ」くらいのことは平気でやるので。。)

 この流れは、日本にも続くのでしょうか?
 そして、我々消費者だけでなく、出版関係者にもメリットはあるのでしょうか?

 日本は、本の値段が非常に安く、ハードカバーの本も1000円くらいで買えてしまいます。(アメリカは$20以上する)

 この1000円の内訳は、こんなとこです。
 作者の印税:100円、紙代など:300円、出版社:300円、取次(問屋):100円、本屋:200円
 
 これに対し、amazonは電子出版で作者の印税70%という制度を作っています。(システム利用料などを取られるので、70%入ってくるわけではなさそうですが。。)
 イメージとしては、紙の出版で言うところの、取次と本屋の分をamazonがとり、作者と出版社と紙代を作者がとるという感じでしょうか。

 つまり、この電子出版が増えれば、出版社と取次と本屋と印刷屋が終わるってことです。
 取次と本屋と印刷屋は、電子出版では完全に不要なので、もう駄目ですね。。

 悩ましいのは、出版社。
 講談社が2008年で77億円の赤字(12年連続減収!)など、出版関係のニュースを見れば見るほど終わってるのですが、出版社は無用の長物なのでしょうか?

 基本的に、本は編集者と作者の共同作業。
 編集者の経験と作者の感性が合わさったときに、名作は生まれます。

 上記の電子出版の取り分の計算でも、出版社の取り分を作者が取ると計算しました。
 つまり、作者が出版社の分も取るためには、編集者が行っていたアドバイスや資料集め、出版社がやっていた宣伝活動などを自分でやらなければならないわけです。

 そこまで器用なことを行える作家は少ないでしょう。。

 そうすると、出版社はどんどん縮小していくでしょうが、電子出版を行う作者が、フリーの編集者に依頼して、本を作成、宣伝、販売していくという流れが出来てくると考えられます。

 私が就職活動をしてたころは、高収入で(過労死リスクをのぞけば)一生安泰だった出版社のお仕事。
 しかし、これからは、作家と同じようなサバイバルの時代に入りそうです。

 しかし、死にもの狂いの活動は、往々にして傑作を生むもの。
 電子出版による出版社の解体から、本気の編集者と、傑作の誕生を期待しています。

 そして、私は、安全な場所からそれを見守りつつ、たくさんの電子出版物を買い、ときどきblogで紹介していこうと思っています。


 ちなみに、いち早くこの様なことに気付き、自分でオンラインコミックサイトを立ち上げ、編集も、広告も自分でやってしまう勢いで活動している漫画家の人がいます。
 佐藤秀峰という「ブラックジャックによろしく」や「海猿」を書いている人です。

佐藤秀峰onWeb

 時代は変化していても、その変化に対応できる人は確実に存在する。
 そんなことを実際に見せてくれる、スゴイ人です。
 人が生きることの意味、可能性を追求する漫画を書いているのですが、自らの人生でもそれを実践しているのです。

 やはり、苦境は人を進化させる。
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