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社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!
(2012/05/19)
ちきりん

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旅をしていて、素晴らしい光景に巡り会ったり、素晴らしい体験に出くわしたりしたときの楽しさは、何事にも代えがたいものがあります。
しかし、その素晴らしさを人に伝えるのは以外と難しかったりします。

例えば、ペルーの空中都市、マチュピチュ。

P1070428.jpg


このように、写真はとても美しいです。しかし、この写真では、マチュピチュの地に立った時の感動を1%も伝えられません。

360°のパノラマに広がる美しい風景のたった一部を切り取った画では、全くもって不十分なのもひとつの理由ですが、そもそもこの風景の感動はこの地にたどり着くまでの苦労や体験を全てひっくるめての感動だからというのが一番大きな理由です。

数十万円の料金を払ってペルーまでの航空券を買ったこと。
20時間以上のフライトでぐったりしながらペルーにたどり着いたこと。
午前5時発の飛行機でリマからクスコにフライトしたこと。
美しくも貧しいクスコの街で、ドキドキしながら駅へ向かったこと。
一日に数本しかない観光列車でマチュピチュ村にたどり着いたこと。
村から急激な坂道を15ドルもするバスに乗ってマチュピチュへ向かったこと。

この全てが、この地の感動要因になっているのです。

とはいえ、この苦労の行程自体はそれほど面白いものではなく、人に話をしたり、文章にまとめたりするのに、1から10まで話すと絶対に飽きられてしまうものでもあります。

飽きられないように、苦労を話すなら、バカなテレビの企画とか、私の世界一周時のように、その行程すら滅茶苦茶なことをやるという手があります。

ちなみに私は、
スペイン人のかわいい女の子に「インカトレイルを自転車と徒歩で行くと楽しいよ!」と言われる。
そのツアーに参加したら、変なフランス人とデブのブラジル人の3人しか参加してない。
自転車でのボコボコの山道下りで死兆星を見る。
2泊3日のインカトレイル徒歩走破は、全然楽しくない上に飯が少なくて3kgくらい痩せた。
ついでに、こんな事をやらされた



ブラジル人はやたら自分の写真を撮りたがるのでめんどくさい
フランス人がニセの学生証を使って学割チケット買おうとして捕まった
バス代15ドルをけちって、早朝5時に徒歩でマチュピチュまで登って、やっぱり死にそうになった

詳しくは、ココに写真入りで書いてますが、ここまで来るとマチュピチュにたどり着いた時の私の気持ちも5%くらいは理解してもらえると思います。

とはいえ、こんな馬鹿馬鹿しいほどの苦労をする人は少ないです。でも、その感動を伝えたい人は、ちきりんのように、そのマチュピチュに関するエピソードをつけて話をするといいと思います。

マチュピチュがいかに山奥にあり、なぜ長い間見つからなかったのかというエピソード。そして、初めて見つけた探検隊の気持ちを想像して、その探検隊に憑依し、たどり着いた時の感動を想像し、自分の体験と重ね合わせる。

そんなことで、自分がマチュピチュで体験した感動を増幅させ、読者に伝えるのです。

これは、人にものを伝えるためだけに使う手法ではありません。いや、一番効果があるのは自分の感動を増幅させるためなんです。

この地で過去何があったのか、今どんな人がどんな風に生活してるのか、将来どんなことになっているのか、自分たちとのつながりはどんなものなのか。
そんなことに考えを広げながら、過去、現在、未来の人たちと共感したり、ギャップを感じたりすることの楽しさ。
これは、自らの想像力を喚起し、より一層の深い感動をもたらしてくれるんです。

本書では、ちきりんが行った様々な場所について、こうやって読者の人に増幅した感動を伝えてくれる本です。そのエピソードを読むだけでもものすごく楽しいです。

しかし、それ以上に、彼女は、「感動を増幅する方法」を教えてくれます。世界を歩いて考えることの楽しさ。考えた上で、素晴らしいもの、変なものを見ることの楽しさ。

充実した旅の話を求める人にも、充実した旅をしたい人にも、おすすめです!

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!
(2012/05/19)
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