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春休みに入って浮かれた大学生2万人が、湖で大騒ぎをしているときに、
湖の底から、太古の世界の兆凶暴なピラニアが出てきた!

「リア充爆発しろ!」とばかりに、水着のリア充たちを惨殺するピラニアたち!
むやみやたらと飛び出るポロリの数々!
その全てが、3Dで過剰に飛び出してくる!

 これが、ピラニア3Dという映画のあらすじの全てです。

ピラニア3D


 一応、主人公がいて、船に取り残されたガールフレンドがどーたらこーたらっていうくだりがあるけど、まあどうでもいいでしょう。

 また、ピラニア研究家という役割で、Back to the Futureのドクことクリストファー・ロイドが出てきますが、こいつがまた何の役にも立ちません。
 ちゅか、ぶっちゃけ、ピラニアとかどうでもいいんです。この映画。

 過剰なまでに浮かれていて、
 過剰なまでにセクシーで、
 過剰なまでに残虐!

 バカとおっぱいと血があれば何でもいいじゃん!

 90分の上映時間の8割くらいがそんな素敵なノリで埋め尽くされているわけです。
 そして、それがやはり過剰に3Dで飛び出してくる!

 2009年12月のアバター以来、本格的に3D映画がたくさん作られるようになってきました。
 3D映画は通常の映画よりも200-400円高いため、映画配給会社的にも映画館的にもおいしいし。

 この3D映画、最初の大ヒット、アバターでジェームス・キャメロンが発明した「飛び出すよりも、奥行きを表現した方がすごくね?」により、多くの映画が奥行きをしっかりみせる演出に偏ってきました。

 もりぞおさん的に、3D映画の魅力を最大限に引き出した二大作品は、「ヒックとドラゴン」と「Day & Night」(トイ・ストーリー3のおまけについてくる短編映画)

「ヒックとドラゴン」は、美しい島々を、ドラゴンに乗って飛び回る様子が、ドラゴンの上からの目線で、遠くの岩山やキラキラした海の様子が3Dの奥行き感を使って、これ以上なく気持ちよく表現されているのが印象的でした。

「Day & Night」は、今までに全くなかった映画。「夜」の人と「昼」の人の奥に見える「夜の世界」と「昼の世界」。3Dでしか表現できない、もちろん私の筆力でも表現できない、全く新しいジャンルの映画でした。

 こんな風に、やはりどちらの作品も「奥行き」が演出の重要な力点であり、もっとも気持ちよくさせてくれる要素でした。

 それに引き替え、ピラニア3D。
 この映画の売り文句は、「景気よく飛び出します!」

 ピラニアも、血しぶきも、おっぱいも、ゲロも、○○○も、とにかくバンバン飛び出してくる!

 それは、25年前に作られた(1分あたりの制作費が世界最高の)映画、キャプテンEOのようです。

 そして、ピラニア3Dのストーリーも、全く深みがない。
 バカなリア充大学生たちが浮かれて、水着で踊っているところを、

PIRANHA3D04.jpg

 ピラニアが惨殺!

ピラニア3D2

 トップレスでパラセーリングしている女は、思ったとおり、下半身を食われ
 さっきまでTシャツに水をかけてスケスケ大会やっていた舞台は、人がたくさん避難してきたところで思ったとおり、沈没し
 言うことを聞かない馬鹿なガキは、思った通り、遭難します。

 同じく浮かれた水着美女が襲われる映画「ジョーズ」は、核兵器の投影であり、博士や警察官や市民がそれを倒すという姿が、スピルバーグが考える世界のあるべき姿の表現という、非常に奥深いストーリーです。

 しかし、ピラニア3Dは、ピラニア博士は何もしないし、警察はバカだからパニックを全く防げない上にピラニアに食われるし、そもそもピラニアに関して何も解決しないしと、深みとか思想が全くない話です。

 でも、そういう映画があってもいいじゃん!

 バカとエロとグロという、いつもの世界では排除されがちな、それでいて人間の本能が求めてやまない、普遍的なエンターテイメント。

 暑くて、ものを考えるのが嫌になるような今日この頃。
 こういうバカで、本能を直撃してくれるような映画を観るのは非常に心地よいです。
 さらに、映画館という非日常空間で、無駄にでかいスクリーンで、下世話にも飛び出してきてくれるなんて、最高です!

 今、映画館に観に行くべき映画!おすすめです!

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