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収監 僕が変えたかった近未来収監 僕が変えたかった近未来
(2011/06/07)
堀江貴文

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 表紙にでかでかと書かれている「収監」というタイトルは営業用。
 この本の本質を現しているのが、「僕が変えたかった近未来」です。

 この本には、彼が何年も前から感じてたであろう、日本の問題点が書いてあります。
 そして、その問題がなぜ発生し、今もなお続いているのかも。

 そして、「僕が変えたかった」と過去形になっていることからも分かるように、日本の社会へのあきらめのようなものを色濃く感じます。

 例えば、国民に政治家の言葉を正しく伝え、国民が政治に興味を持ち、投票率を上げるために間違いなく有効なネット選挙。
 これは若くして政治家を志そうという人や、若い日本人に政治への門戸を広げる政策です。

 しかし、現在の政治家は老人ばかりであり、若くして政治を志すような人が参入してくることは自らの落選確率を高める効果しかありません。
 また、彼らが票を投じているのは老人が多く、ネット選挙なんてやっても自分の票が増えることはありません。
 だったら、そんなものを実現するよりも、破綻するまで年金を老人にばらまいたり、夏祭りとか葬式とかに出席して握手でもしてた方がよっぽどマシです。

 投票する老人も、ネットみたいな自分がよく分かってないものが広まるのは嬉しくないので、解禁されない方が心地いいです。

 そういうわけで、ネット選挙を阻止したい老人政治家に、ネットをよく分からない老人有権者が投票する限り、ネット選挙は実現されないわけです。
 老人人口が多い上に、老人率が高い田舎の方が一票の価値が高いのですから、この体制は盤石です。

 こんな風に、日本の様々な問題点は、起こるべくして起こっているモノであり、放置されるべきして放置されているモノなわけです。
 改善される可能性が非常に低い、絶望的な状態です。

 ただ、この状況の中でひとつ希望があります。

 このロジックは主に日本の中だけで完結しているモノであり、海外との繋がりの中で解消される可能性があるのです。

 彼が「人材の世界的流動化がやってくる」と言っている様に、今後間違いなく人材は国境をまたいでいきます。
 私が勤めていた外資系の会社では、経理部門は海外にあり、領収書などはスキャンして海外に送り、中国人が処理していました。
 日本語のコールセンターも中国やタイにできはじめており、国内で日本人がやっていた仕事が海外に移っています。

 そして、現状の円高、電力不足、法人税高などの状況から、工場ごと・会社ごと海外に出て行く事も増えていくでしょう。

 それは、日本国内の仕事が減るというデメリットが大きいですが、海外で日本語を武器に働くというチャンスが広がるというメリットもあります。

 現状でも、中国、特に内陸部では、日経企業の求人はとても多く、日系企業の総経理(支社長)は常に日本人の人材を捜しており、就活をするなら日本まできて面接をしてくれることもしばしばだということです。

 これから工場が中国だけでなく、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、そして、ラオスやバングラディッシュに出て行くにつれ、本社との調整をしながら工場の管理をする仕事や、工場で作ったモノを販売する営業職、そして、その製品のマーケティングをおこなう広告代理店のような仕事がより一層増えていきます。

 それに伴い、現地での日本語学校や、日本料理屋や日系の小売店、なども増え、リトルトーキョーが今よりも沢山の都市に出来ていくかもしれません。

 日本を離れて現地で働けば、日本が増税しようと関係ありません。
 消費税が上がろうと、所得税が上がろうと、払うのは現地の税金です。

 日本を離れて現地で働けば、日本の株式市場が壊滅的にダメダメでも関係ありません。
 資産は日本以外の市場で運用すればいいし、起業して上場するなら香港でもシンガポールでもOKです。

 日本を離れて現地で働けば、日本人の平均年収が300万円を切っても関係ありません。
 実際、香港の現地採用日本人の事務職求人の月給は20万円くらいが多く、年収はボーナスを含めて260万円。額面でも日本の派遣社員と大差なく、税金や社会保険料を考えると香港の方がリッチな生活が出来ます。
 
 ネット選挙を通して、政治家をリフレッシュして、有効な対策を打って、日本経済を復興させるなんて七面倒なことをしなくても、外に出て行くことで、自身の生活の改善が出来るわけです。

 勿論、全ての人が海外に出て行く事が出来るわけではありませんし、出来ない理由は沢山あります。
 でも、そういう選択肢があるということが分かっており、いざとなったら選択できるという実感があれば、日本の未来を憂いてtwitterで愚痴をつぶやく以上のことができるようになります。 朝の埼京線に飛び込む前に、行くべき所があるということが分かります。

 そして、内閣の支持率などという空虚な数字よりも、より一層現実感をもった「海外転人数」という数字を政治家に突きつけ、日本国の改善を促すことができます。
 あの殿様商売のNTT DoCoMoも、ナンバーポータビリティ制度後のソフトバンクへの転出件数を見てサービスを改善しているくらいですから。

 本書の最期の対談でも、ホリエモンの「亡命して革命」という話が書いてあるが、日本がよりよい方向になる近未来は、そこから生まれる可能性が高いんじゃないかと考えています。

 だから、より多くの人たちが、より多くの選択肢を選べるように、一人一人が努力していくのが日本のためなんじゃないかと思うのです。

 選挙で一票を投じるよりも、海外に出て幸せになることの方が、日本に大きな、良い影響を与えられると思うから。


収監 僕が変えたかった近未来収監 僕が変えたかった近未来
(2011/06/07)
堀江貴文

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