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 最近、TBSの格闘技担当班が解散になったことが、K1ファイター佐藤嘉洋のtweetによって明らかになりました。
 私が民放を見るのは、ほぼ格闘技観戦だけだったので、本格的にTVの存在意義が亡くなりつつ今日この頃です。(まあ、元々持ってないんですけど)

 そんな、縮小傾向まっしぐらの日本格闘技界ですが、それよりも早く縮小傾向に入っていたのがプロレスです。

 年に何回も東京ドームで興業が打たれていたのは今は昔、ハッスルに芸能人が出まくっていたのも今は昔。テレビで放映されることもなく、ひっそりと規模を縮小して行われているのが現実です。

 ただし、規模を縮小しながらも、一部団体はしっかり固定ファンを掴んでおり、会場の中では盛り上がっているというのも事実。

 テレビをターゲットに作ると、「初めて見た素人でも分かる」というのが必須条件になってしまうのですが、その足かせを外すと、常連のファンにとって非常に満足度が高いものを作れるのもまた事実なのです。

 そんなプロレス。その中でも、プロレスラーに焦点を当てた漫画がこのプロレスメンです。

プロレスメン (ヤングマガジンコミックス)プロレスメン (ヤングマガジンコミックス)
(2011/02/04)
ジェントルメン 中村

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 まず、一目見て気付くのが、「絵が酷い」
 そして、作者のペンネームが「ジェントルメン中村」 絵柄と真逆の方向性です。
 しかし、話の内容はガチです。

 ホームレスウォリーアーズという、ホームレスの格好をした悪役レスラーを、彼らの付き人の目線から見た、バカギャグマンガなのですが、この中にプロレスに対する愛に満ちあふれています。

 海外武者修行から帰ってきた若きエースレスラーと戦うホームレスウォリーアーズの片割れホームレス・ドリー。 
 試合前だというのに、控え室で「炊き出しだ!」といって、賞味期限切れのコンビニ弁当を煮込む二人。
 
 驚く付き人を尻目に、煮え立った炊き出しを一気飲みするドリー。
 その直後、試合の入場時には、野草を食べながら入場というホームレスらしいパフォーマンス。

 試合開始数分後、エースレスラーの必殺技、高速タックルがドリーに炸裂!
 たまらず、ゲロを吐くドリー。
 そのゲロには、血が混じっており、高速タックルは、内臓破りのタックルとして伝説となる。

 このゲロ。直前に食った煮え立った食べ物により、胃が炎症を起こしていたことにより血染めになっているという、ドリーの作戦。
 さらに、入場時に食っていた香草により、ゲロの臭いにも気を遣っている。

 さすが、インテリジェント・ホームレス・ドリー。
 相手の必殺技をこれ以上なく効果的にみせる上に、エチケットにまで気を配っている!

 こんな内容の話が、全1巻の単行本にこれでもかと詰め込まれているわけです。

 八百長とかやらせとかとは異次元の存在にある、プロレス。
 しかし、勝敗が決っていないことだけが真剣ではない。
 例え、ただのショーであっても、真剣にパフォーマンスをしている人はいるわけです。

 社会通念からすると滅茶苦茶な、豪快過ぎるプロレスラーの行動。
 しかし、その豪快さの裏には様々な考えが張り巡らされており、その役を演じ続けることによってファンを喜ばせているのだ。

 いかがわしいながらも、テレビ局やスポーツ新聞がプロレスラー一緒になって幻想を作り続けていた、古き良きプロレス。
 インターネットにより、あらゆる情報がすぐに明らかになってしまう上に、テレビがいかがわしいものを認めずに(表面的に)清廉潔白なものだけを取り上げるようになった今日この頃。
 マスコミの状況は、プロレスとは真逆に動いています。

 とはいえ、そんなマスコミ(主にテレビ)の状況に嫌気が指している人も大量に出てきており、テレビの視聴率はだだ下がり中。
 そんな、テレビ離れをしている人たちが行き着く先のひとつが、人間離れしたバカをやるプロレスメンな気がします。

 正々堂々、清廉潔白、正義の味方だけが素晴らしいんじゃない。
 いかがわしいこと、バカなことを、真剣にやることだって素晴らしいんだ。

 24時間テレビで芸能人が死にそうになりながらマラソンをする姿や、東電のえらい人が座布団の上で被災者に土下座する姿に馬鹿馬鹿しさを感じている人に、是非お勧めしたい一作です。

プロレスメン (ヤングマガジンコミックス)プロレスメン (ヤングマガジンコミックス)
(2011/02/04)
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最狂超(スーパー)プロレスファン烈伝 (Count.1) (マンダラケ・リベンジ・コミックス)最狂超(スーパー)プロレスファン烈伝 (Count.1) (マンダラケ・リベンジ・コミックス)
(1999/09)
徳光 康之

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