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前回、「日本経済「余命3年」」を読んで、日本人が今までの生活をキープすることを求めるのは非常に困難だから、貧乏になることを受け入れようよ!ってことを書いてみました。

前々回、経済絶賛破綻中の欧州の様子を見て、どってことないじゃん!って言ったのですが、欧州レベルの破綻で留まるかは微妙なところです。
なにせ、この国の借金の総額は半端じゃないし、何より安定した生活に慣れている国民がパニックに陥る可能性があります。

そんな非常事態にパニックにならない方法は、最悪の事態を知っておくことです。

そこで、もりぞおさんは、戦争状態の次に最悪な環境についておさらいしてみることにしました。

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(2011/02/02)
石井 光太

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南米や東南アジアの各地に普通に存在しているスラム。
その中で、親もいない状態で生活している子供たち。いわゆる、ストリートチルドレンのお話です。

世界が100人の村だったら、20人は1日$1以下で生活しています。
世界の子供が100人の学級だったら、生徒の7人は両親が共にいない状態で生活しています。

そんなストリートチルドレンのトトがこの物語の主人公。
こんな状態で生活しているので、当然の如く人がバタバタ死んでいきます。
子供向けの絵本のはずなのですが、5ページに一回くらいの割合で名前が付いている人が死んでいきます。
それも、ものすごくあっさりと。

それゆえに、ここで生きている人たちは、タフで、楽観的です。

両親もいるし、職もあるし、家もあるし、社会保険もあるし、年金だってとりあえずはある。そんな我々が日々老後のことを心配しているのに対し、彼らは日々生きることに真摯です。まあ、先の事を考える余裕がないわけですが。

子供たちも、自分たちが食べるために何をしなくてはならないか、自分で考え、実行に移していきます。
物乞いをしている人を見て、病気をしているフリをした方が、親がいないことを訴えた方が、赤ちゃんが腹をすかしている事をみせた方が稼げるのではないかと学習し、すぐに実行に移す。
仲間が死んだときには、その死体引きずって街を練り歩き、「お墓を作るお金をください」と訴える。

それが上手く行かなかったら、別の人が楽器を演奏して金を稼いでいるのをみて、自分たちで楽器を作って、練習してみる。

実際に、東南アジアで観光客用のバス停でバスを待っていると、必ずといっていいほど、小さな子供たちが歌を歌ったり、踊りを踊ったりして、観光客から小銭を貰おうと頑張っています。

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そういえば、スペインやメキシコでも地下鉄に年中楽器演奏する奴が乗ってきて、小銭を集めてたなあ。。

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自分で金を稼ぐ方法を考えて、すぐに実行に移し、試行錯誤する。

貧しい国に生まれた人たちは、強制的に起業家でなくてはならないようです。

この精神は、歳が来たら学校に行き、
机に座っていれば先生がやってきてやることを提供してくれ、
学校を卒業した後次にどこに行けばいいかは親が提示してくれる
といった環境で生まれ育った我々とは大きくかけ離れているものだと思います。

たくさんのものを提供されているが故に、たくさんの知識は持っているのですが、それをどう使って生きていくかを考える力が弱い。
そして、自分が誰かから何かを提供されない状態で生きていけるのかが常に不安になる。

それを考えると、彼らから学べることは大きそうです。
特に、「自分だけで何かを成し遂げることが出来る」という実感のない小学校レベルの子供に、同じくらいの歳の外国人の子供が、自分たちの力だけで生活している所を見せてあげることは、今後の人生に革命的な影響を与えるような気がします。

ユニセフ募金が・・という絵空事ではなく、リアルにその生活を見ることによって、「自分もいざとなったら一人で生きていけるんじゃないのか、生きて行かなくてはならなくなるんじゃないか」と幼い頃から思って学習をすることは、その後の人生において、ものすごい強さを生んでいくことになるんじゃないかと思うわけです。

そして、そんな人たちが国に増えていけば、
「定職について、家を構えて、子供を産まないような生活は二流だ」という常識が覆され、「泥臭くても、とにかく生きていく」という姿が承認されるようになると思います。

ニートや就職難、中高年のリストラなどにより自信を喪失し、自殺を図る人が多い。

この問題も、本人の「どうやって生きていくかを考える力が弱い」と、社会の「定職について、家を構えて、子供を産まないような生活は二流だ」という偏見が、2大原因であるように思えます。

そう考えると、日本が貧乏になれば、自殺に関する問題は少しずつ解消していくのではないかなと思うわけです。社会にはびこる閉塞感も。

まあ、その時には医療体制の劣化や、治安の悪化で平均寿命が下がっていきそうですが。

タフな世界でサバイブしていく覚悟をもつこと。
サバイブしている人たちを、偏見を持った目で見ないこと。

これから、どんどん環境が厳しくなる日本で、私が求めるのはこの二つです。
そのためにも、これからこの国で生きていく人たちには、特に長く生きて行かなくてはならない子供たちには、こういう本を読んで、出来たら現地でこういう子供たちの生活を肌で感じて、タフな世界を学んで欲しいと思います。

まあ、生きてりゃ楽しいこともあるし、死んでもまたどっかであえるよ。
そう思わなきゃやっていけないしね。

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