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と、いうわけで、長いことヨーロッパ破綻国について書いてきましたが、今週からはまた、日本国内の本とか映画の話に戻ります。

まずは、前回の「経済破綻ってどってことなくね?」を踏まえて、日本経済「余命3年」です。

日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか
(2010/11/25)
竹中 平蔵、池田 信夫 他

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竹中平蔵をはじめとしたメンバーが、日本経済の現状と、改善するための策を議論するという本。
タイトルは派手なのですが、中身はしっかりとした本格派です。

なお、「余命3年」とは、3年以内に手を打たないと日本経済は破綻する可能性が高い
という意味で、3年でおしまいっていう意味ではありません。
正直、タイトルが中身を現していない気がします。まあ、いろいろな都合があるんでしょうが・・。

日本国の経済状況がヤバイということは、私が以前にも書きましたが、

よくわかる日本&世界の財政赤字 前編 日本の現状を考えてみる
よくわかる日本&世界の財政赤字 後編 日本がどうなるかを考えてみる

元金融担当大臣をはじめとする経済学者の方々の見解も大筋変わらないようです。

帳簿上はそこそこの金額だけど、実際に売るとなったらたいした価格にならないであろう国有資産。
帳簿上もとんでもない額ですが、地方の債務も含めたら天文学的になる借金。
そして、そんな状況なのに、毎年増え続ける国家予算と赤字国債。

さらに、年金をはじめとする社会保障費が、老人が年々増えることで、毎年1兆円ずつ増えていく現状。

もりぞおさんは、5年くらい前から、
「日本は自分が生きている間に20%くらいの確率で経済破綻すると思う」
って言っていましたが、年々悪化する状況から、今では
「日本は10年以内に60%くらいの確率で経済破綻すると思う」
に変わっています。

そんな、危機的状況を改善する策がいくつか示されているのがこの本。
それぞれの策に、非常に納得がいっているのですが、我々が国民として受け入れなくてはいけない大切なことは、

「日本人全員が、1段階貧乏になることを受け入れる」

だと思っています。

例えば、労働賃金。
小泉改革で、派遣労働が解禁され、正社員より賃金が安い派遣社員という雇用体系が生まれました。
実際問題、同じ仕事をしているのに正社員ではなく派遣社員であったというだけで、実質の給料が半額になるような問題が含まれている制度であります。

しかし、あの時派遣労働を解禁していなかったらどうなっていたか?
それは、小泉内閣が民営化した日本郵便が証明してくれています。

2010年11月 小泉君を目の敵にしている、亀井しづかちゃんが、日本郵政の派遣社員を大量に正規社員にしました。
日本郵政、正社員へ8千人登用 非正規から

2010年12月 あっという間に日本郵政グループの郵便事業が債務超過に陥りそうだというニュースが走りました
日本郵便:債務超過の恐れ、大リストラを検討

2011年2月 思った通り、派遣社員を数千人削減することになりそうです
日本郵便、大量雇い止めへ 非正規数千人規模か

つまり、あの時派遣社員という雇用形態が認められていなかったら、日本の多くの企業が日本郵便のように債務超過に陥り、大量の社員を解雇していたであろうことが予想されるわけです。

とはいえ、現状が素晴らしいわけでは全然ありません。

やはり、同じ仕事をしていながら、雇用形態だけで給料が半額になったり、いつ首を切られるかわからない不安定な立場に置かれるのは不公平です。

日本の企業が社員に払える給料の総額が減ったのに、今まで会社に貢献してきた正社員には今まで通りに給料を払いたい。
だから、新しく入る社員の何割かを給料(および社会保障費)が安い派遣社員にしちゃえ!という思想が諸悪の根源です。

これと同じ事は、年金にも言えます。
当初想定していたよりも老人が増え、若い人が減っており、収入が減ったのに、今まで日本国に貢献してきた老人には今まで通りにお金を渡したい。
だから、今の若い奴らに年金が払えなくなろうと、国家財政が破綻しようと、年金は今まで通りのルールで払っちゃえ!

問題は、今までより貧乏になっているのに、今まで貢献してきた人には今まで通りにお金を払おうとしていること。そして、新しく入ってきた人にそのしわ寄せがきていることです。

そのために、政治家が訴えなくてはならないこと。我々国民が認めなくてはいけないことは、こんな事だと思います。

日本は、貧乏になっている。
だから、全ての国民は、貰える給料や年金が減少することを認めなくてはならないのだ。


これが出来れば、企業は正社員の給料を減らし、派遣社員とのバランスを取ることが出来ます。国は年金の金額を減らし、税金からの投入量を減らし、国家財政の赤字を減らたり年金制度を長期間維持したりすることができます。

とはいえ、義理と人情の国、日本でそれが簡単にできるとは思えません。

と、いうことで、やはり一度財政破綻して、全世界的に「日本破綻!貧乏!オワタ!」ということを明らかにしなきゃ、状況は変わらないのではないかと思っているわけです。

大丈夫。経済破綻したって、少しくらい貧乏になったって、死にはしないですから。たぶん。
欧州の経済破綻国を5個も見てきた私が言うんだから間違いない。と、思う。

と、いうわけで、もっと次回はもっと下流の人生をのぞき見ようということで、

「おかえり、またあえたね」ストリートチルドレン・トトのものがたり です。

おかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたりおかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたり
(2011/02/02)
石井 光太

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日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか
(2010/11/25)
竹中 平蔵、池田 信夫 他

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エコノミスト増刊 よくわかる財政赤字 2010年 10/11号 [雑誌]エコノミスト増刊 よくわかる財政赤字 2010年 10/11号 [雑誌]
(2010/09/27)
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