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さて、2010年12月に3週間ちょいかけて回ったヨーロッパ破綻国めぐりのblogも最終回です。
前半の、ギリシャ、イタリアでは、連日デモの真っ最中に遭遇し、

アテネでストライキ か弱き労働者たちが集って、世界を変える事ができるのか?
ナポリでデモ行進 ダメな国で若者が大暴れ!それは日本の季節の風物詩のように

その後のアイルランド、ポルトガル、スペインでも、あちこちでデモのポスターや現地のニュースに遭遇してきました。
この様子は、日本でもたまにはニュースで報道されていると思いますし、CNNなどのニュースサイトを見れば年中記事が出ています。

ヨーロッパの破綻国、PIIGSの国々は、国民は不満パンパン、打倒政府に向けてパワー全開なのでしょうか。

結論から言うと、そんな事は全然ありません。
もっというと、現在の日本と大差はありません。

クリスマスが近づく12月の前半から後半まで、これらの国の人々は、みんなで楽しそうに買い物をしたり、教会にコンサートを観に来たりと、例年通りの過ごし方をしているように見えました。

P1010402.jpg

ものすごく綺麗なスペインの街の通り。
失業率が20%を超えるスペインでは、この街を歩いている人たちの中にも、たくさんの失業者やその家族たちがいると思います。

実際、粉雪がちらつく路上で寝泊まりしている人も目につきます。

P1100679.jpg

まあ、これも今になって増えたわけではなく、4年前に行ったときもそれなりに目にしてたわけですが(まあ、あのときは夏だったけど)。
そして、くまさんが置いてあってチャーミングな所をみると分かるように、それほど悲壮感は漂っていません。

街全体、国全体の雰囲気も同様に、いつものように浮かれた年末であり、悲壮感はない。人と話をしてみても、「困ったもんだね。はっはっは!」レベルの話。

どうやら、経済破綻しても、国民全員が悲惨な状況に追い込まれて、死にたくなるようなことはなさそうです。

もちろん、悲壮感漂っている人は旅人と話なんかしないだろうし、本当にヤバイ人はこの寒い季節に外を出歩いている余裕などないでしょう。
それぞれの国の「大丈夫な人」を見て「けっこう大丈夫だ」と感想を言っているという事は分かっています。

でも、私が「日本経済破綻」という言葉の後ろに感じていた悲惨な状況とはやっぱり大きくかけ離れていたわけです。

日本に来た外国人が、銀座や秋葉原の賑わいを見て、「この国が不況だなんて考えられない」と言っていますが、PIIGS 6ヶ国を回った私も、「この国々が経済破綻国だなんて考えられない」といったレベルです。

「経済破綻、どってことねえ」

blogの記事も、後半バカ芸術とか食べ物の話ばっかりになったことからも伝わっているかもしれませんが、破綻だ!悲惨だ!暴動だ!といってばかりでも話にならない。
人は、その時の状況を時に鈍感になって感じなくなり、時に敏感になって回避して、上手いこと生きていくことができるんです。

20世紀より昔は、食べ物や燃料の供給が限定的で会ったため餓死したり凍死したりすることがあったかもしれませんが、貿易の発達で世界のあらゆる所から食べ物や燃料を調達できる(お金が必要ですが。。)現代では、最低限の生活必需品は何らかの形で手に入れることが出来ます。

死にはしないんだから、あとはなんとかなるだろ。

経済破綻した後の国の様子をインドや南米の国々の現在の様子と並べて鑑みる文章もありますが、インド人や南米人だって、それなりに楽しく暮らしいています。

日本人だけが、金がなくなってダメになるわけがない。

経済破綻して鬼インフレが起こって貯金がパーになったり、金利引き上げでローンが払えなくなったり、国が狂ったような増税をする可能性は低くはなく、しかも、確率は日に日に上がっています。

でも、私は、実際に破綻しつつある国や、実際に貧しい国を回ってみて、「それでも大丈夫」って実感をもったので、普段から普通に「この国、もうだめだねー」って軽口がたたけるようになりました。

将来が不安になっている人たちも、是非自分の眼でこれらの国々を見て、実情を肌で感じてみるといいと思います。
とりあえず、カルカッタ経由、ヨーロッパ行きが、おすすめです。


※と、いうわけで、欧州破綻国巡り編おしまいです。
 来週からは、通常通りの書評に戻ります。

 が、筆者多忙のため、毎週日曜日週一回更新とさせて頂きます。
 来週の書評は、この流れを引き継いで、「日本経済、余命三年」(竹中平蔵など著)です!

日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか
(2010/11/25)
竹中 平蔵、池田 信夫 他

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