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 バイクと車で世界を二周してきた彼が至った結論。それは、「21世紀はアジアの時代である。」

「私は今、シンガポールに住んでいる。
 娘の世話をしてくれている人は、ネイティブな中国人。
 娘たちが完璧な中国語をしゃべれるように、家政婦の人には家では中国語以外は使わないようにいってあるんだ。」

 そんな彼は、新興国の株は中国株以外全て売り、他の金や債権も減らしています。
「これから株を買う気はない。もう上がってしまったから。もう一度崩壊したら買うかもしれないけどね。」

 資産の中心を、商品にシフトしているのです。

「需要が伸びている。アメリカもヨーロッパも、アジアも人口が増えている。
 そして、アジアの30億人が豊かになっている。
 しかし、供給量は増えないんだ。」

 今、農産物の世界的な在庫量は日に日に下がっています。
 しかし、金融危機の影響もあり、大規模な農地の拡大は進んでいません。
 そして、空き地から農作物が安定してとれるようになるまで時間がかかります。

 インドのデリーで薄いベジタブルカレーを食べていた人たちが、だんだんとマクドナルドのハンバーガーを食べるようになっています。
 肉は、野菜よりも何十倍も生産効率が悪いのですが、やっぱりおいしいですから。

 約40年ほど大きな油田は見つかっていません。
 各国が毎年自国の石油の埋蔵量を発表していますが、サウジアラビアなどは、その埋蔵量の数字が変わっていません。毎年膨大な量の石油を掘り出しているのに。

 私はサウジに行ったことはないのですが、サウジに石油プラントを作りに行っていた友人の言葉を聞くと、このこともすんなり理解できます。
「奴ら、何にも考えてないから。
 明日のこととか、石油が枯渇したあとのこととか。」

 そして、中国人が使う一人あたりの石油の量は日本人の1/10。インド人は1/20。
 この感覚も、インドの貧しい町並みを歩けばすんなり納得できます。

 2009年11月現在、金の価格が史上最高値を更新しています。
 日本国は買っていませんが、アメリカやドイツ、フランスは通貨の価値の裏付けのために(外貨ではなく)金を自国の国庫にため込んでおります。
 日本以外のアジアの国もこれに続くでしょう。

 食料と、石油と、金。
 あと、今回の講演会ではふれられませんでしたがレアメタル。
 これらが、これからの世界でよりいっそう価値を持ってくるのは自明とさえいえます。
 前回の話でジムが話していた通貨危機が起こった場合、通貨の価値が大暴落します。
 つまり、モノの値段が大暴騰します。
 リッター130円だった石油が13000円になったりするかもしれません。
 実際、通貨危機が訪れているジンバブエなどは、ジンバブエドルベースで考えると、モノの値段が一年で1000倍になってたりします。

2008年に書いた、ジンバブエ三部作

 正月にうまい棒が1ジンバブエドルだったとしたら、年末には1000ジンバブエドルになってるってことです。

 さて、ジンバブエを笑ってばかりもいられません。
 と、いうのも、日本という国は、食料も石油も金もレアメタルもなーんも持ってない国だからです。
 持っているのは、アメリカ国債とアメリカドルばかりなり。

 今、円高が続いており、製造業の業績に大きな影響を及ぼしています。
 しかし、実は一番怖いのは極端な円安なんです。

 なにせ、円が安くなったら、食料も石油も金もレアメタルも買えなくなっちゃうんですから。
 ついでに、虎の子の財産であるアメリカ国債とアメリカドルまで下がったら・・・。

 ジムロジャースは、「あなたが毎日心がけていることは何ですか?」という質問に関してこう答えていました。

「広い視野を持って物事を考えるようにしている。
 世界中で何が起こっているかを知り、それがどのように影響しあうかを考えている。
 なぜなら、全てのことは国境を越えてつながっているから。」

 この言葉は、彼が村上龍に言った(そして私が大好きな)言葉とつながっています。

「リュウ。人生は短い。
 遠くまで行って、世界を見よう。
 そして、深く考えよう。」

 こんなことをいきなり言われても何をすればいいかわからないかもしれません。
 でも、知識ってのはある程度量がたまると、断片的な知識が勝手につながって、いろんなことがわかるようになります。

 だから、興味を持ったことに関して、Webで調べてみましょう。本を読んでみましょう。新聞の記事を読んでみましょう(紙でもWebでもいいです)。
 そして、それを継続してみましょう。
 時間がなかったら、テレビを見る時間を減らせばいいと思います。

 そんなわけで、もりぞおさんは、講演会に足を運び、映画館で映画を観、Webサイトを頻繁にチェックをし、本を乱読します。

 ついでに、日経平均を空売りし、金の上場投信を購入しているわけです。

 いろんな意味で、将来は絶望的かもしれませんが、それをどうやって切り抜けるか考えるのは、非常にエキサイティングな作業なんです。

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