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もりぞおさんの今回の旅は、往復の大韓航空機 成田ーソウルーパリのみを事前にとってあり、それ以外は格安航空会社を検索して、安い便があるところに行く事にしました。

ヨーロッパは、大量の格安航空会社が出来たり倒産したりしまくっており、航空券が異常に安いのです。
ちなみに、今回の旅では5回使う事になったのですが、100ユーロ(11000円)を超えたのは一回だけです。

電車が乗り放題になる、ユーレイルパスとか、1日5000円とかするので、2日に一度長距離移動しないと元が取れないということになってしまいます。

以前ご紹介した、Sky Scannerで検索すると、やはり一番でてくるのは、格安航空会社の代表格、アイルランドの航空会社、ライアンエアーです。

この航空会社のWebページをみると、ダブリンーロンドンが6ユーロ(660円)など、凄まじい数字が出ています。

そもそもこの航空会社の安さの秘密のひとつに、その都市の代表的な空港(東京でいうところの成田とか羽田)ではなく、マニアックな、ときにとんでもないところにある空港(東京でいうところの茨城空港)に就航していることがあります。
フランクフルトの空港なんて、中心から2時間以上離れてて、「そこはフランクフルトと呼んではいかん」と、公正取引委員会的なものに怒られたくらいです。

そんなギリギリのことをやっている航空会社なので、料金の方もやはりえげつないことがあります。
例えば、私が今適当に選んだ21.99ユーロのダブリン-ローマ便を買う事を例にみてみましょう。

近距離なので、燃油サーチャージはとられませんが、まず、いきなり「オンラインチェックイン料金」を6ユーロ取られます。これは、飛行機の搭乗券(普通の会社の場合チェックインカウンターでもらう厚紙)を自分で印刷することです。
ちなみに、オンラインチェックインをしないと40ユーロの罰金をとられます。

その次に、荷物を預けるのにも料金がかかります。
15kgまで15ユーロ。20kgまで25ユーロ。
この航空券は21.99ユーロなので、人間よりも20kgまでの荷物の方が高いことになります。
ちなみに、この重さは搭乗時にかなり厳密に計られ、オーバーすると容赦なく追加料金がかかります。
さらに、手荷物として持ち込む荷物はサイズが定められており重さは10kgまで。これを超過したら30ユーロの罰金だからね。と、丁寧に忠告してくれます。

そして、搭乗の前日をメールでお知らせするサービス、1ユーロ。
セコい!

座席は基本自由席なのですが、優先して選ぶのには4ユーロかかります。

国籍を選ぶ欄があるのですが、うっかりここに自分の国籍を入れると、勝手に約15ユーロの保険に入ってくれます。正解は「I do not need insurance」を選ぶことです。

とどめに、料金の支払いをクレジットカードでやると5ユーロの手数料がかかります。デビットカードとか、ライアンエアービザカードとかなら無料かもしれませんが、持ってないのでよくわかりません。

で、保険にはいれとか車を借りろとかの強制ポップアップがでてきて、やっと購入ができるようになります。

21.99ユーロとかいてあった料金は、15kgの荷物を一個預けると、47.99ユーロ(約5000円)となるわけです。
ああ、えげつない。

しかし、これによって欧州を格安で旅できるのは本当に便利です。
日本で5000円だしても、新幹線で富士山止まりです。
その値段で、アイルランドからイタリアまで行けるのですから、きちんと内容に納得した人にとっては素晴らしいサービスです。

こういう航空会社に乗っていると、「飛行機は特別な乗り物ではなくなったんだなあ」と感じます。

昔は、航空会社とは花形の会社であり、人生ゲームのほぼ最強の職業はパイロットでした。
飛行機内でサービスをするスチュワーデスは、女子の憧れの職業であり、合コンの最強チームでもありました。
飛行機の乗客も特別であり、座っているだけで飲み物や食べ物を持ってきてくれるのは勿論ですが、乗り遅れそうな客がいたとき、係員が空港を走り回って客を探してくれる乗り物なんて飛行機以外考えられません。

特権階級の一部の裕福層だけが乗れる特別な乗り物。
実際、発展途上国では、飛行機なんて乗ったことがない人が大半です。

しかし、技術革新と業務効率化はこの特別な乗り物を、もっと多くの人が乗れる、大衆的な乗り物にしてくれました。

ガタゴトと、何時間も電車に揺られて故郷に帰っていた貧しい労働者の人が、飛行機で3時間で帰れるようになったわけです。

同時に、このことは、パイロットやスチュワーデス、航空会社社員の給料の低下を招き、多くの人を失業させることにもなっています。

技術が革新し、業務が効率化すると、貧しい人にも便利さが行き渡り、富める人の収入と地位が低下する。
まさに、私がいつも言っている、「世界の格差が縮まると、貧しい国の人が豊かになり、(日本のような)豊かな国の人が貧しくなる」の一例がこの航空会社に現れているわけです。

JALが倒産して、社員たちがひどい目にあっているところを見て、「あの高給取り達め、ざまーみろ」
と、胸のすく思いをしている人は多いかもしれません。

でも、世界の多くの人たちからみた日本人は、JALの社員の様な「特権階級の一部の裕福な人たち」なのです。

100円ショップのグッズ満載の荷物を乗せて、格安航空会社であちこちを旅する私は、この様な旅のスタイルは、日本人として自爆をしているんじゃないかという気がしてきました。

でも、時の流れには逆らいようがなく、世界の経済はなるようになっていくわけです。


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