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英語タイトル「The Hung Over」というこの映画。

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日本では全く無名の映画なのですが、アメリカでは、コメディ映画の興行収入で「メリーに首ったけ」の記録をぶっちぎってトップに躍り出たくらいの大ヒット作品です。

日本語タイトルが、「ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」となってしまっていますが、私がタイトルをつけるなら、こんな感じです。

「ハングオーバー 消えた花婿と、トイレの虎と、知らない赤ん坊と、マイクタイソンと、謎の中国マフィアと、警察腐敗と、ドラッグの恐怖と、史上最悪の二日酔い」

物語は、一人の男が翌々日に結婚式を控えた日から始まります。

アメリカでは、独身最後の日を、仲の良い男友達とバカ騒ぎして過ごす「バチュラーパーティー」という習慣があり、この日はバカ4人がラスベガスでバチュラーパーティーを開く日です。

花嫁の父親から借りた、ベンツのオープンカーでベガスに乗り付け、ホテルのスイートルームにチェックイン。
その後、ホテルの屋上で祝杯を挙げたところで、全員の記憶が寸断。

気がつくと、特攻野郎Aチームが通った後のように滅茶苦茶になったスイートルームに横たわる男三人。

入り口のドアから、娼婦の様な女がのんびりと出て行く。
目覚めた男がトイレに入ると、虎。ガオーと、脅しをかけてくる。
クローゼットを開けると、見ず知らずの赤ん坊が・・・。
外に出て車庫からクルマを出して貰うと、ベンツのオープンカーではなく、パトカーが。。

この、二日酔い後のあり得ない光景の謎を解くべく、歩き出す度に次々と滅茶苦茶な事件に巻き込まれていくというのがこの映画のお話です。

この映画の面白いところは二点。

・突如、とてつもない事件に巻き込まれる

 いきなり、マイクタイソンに殴られる。
 ある場所を開けたら、全裸の中国人マフィアが現れる
 いきなり、とんでもないモノが空から堕ちてくる

 想像の範囲外にあることが突然、絶妙のタイミングで発生し、観客を恐怖と笑いのズンドコに陥れてくれます

・とてつもない事件が、ひとつのストーリーにまとまっていく
 この映画の一番素晴らしいところがコレです。
 冒頭のシーンだけでも、あり得ないことが起こりまくっているわけですが、その一つ一つに対して、なぜこんなことが起こったのかが、物語の中で解明されていきます。
 それを通じて登場人物が成長したり、しなかったりもするのですが、大笑いしながら、その伏線回収の見事さに感心させられるわけです。

 こんなにスゴイ映画が日本で大規模公開されなかった(実際、劇場公開がされるかもあやしかった)のは、日本でコメディ映画が受けないからです。

 なんかしらけど、映画は感動するモノと規定されているのか、変に泣きわめいたり、吠えたり、社会の矛盾に噛みついたりする映画がもてはやされるのが日本の映画界。
 きっと、「金を払ってみるんだから、真剣に作られた映画をみせろ」ってことなんでしょう。

 しかし、このバカコメディー映画。私が今年見た100本近い映画の中でも屈指の「真剣に作られた」映画です。

 想像を超えたとんでもないことを考えるという点でも真剣だし、そのとんでもないことが「でも、確かに起こりうる」と納得させるために真剣に脚本を考え、必死でそれを演じているのです。

 ただ、バカなことが起こるだけなら、法螺話の面白さしかない。
 でも、そのバカな事に整合性がとれているから、実は身近に起こりうる事なのかもというリアリティが付加されて、より一層面白くなるわけです。

 逆に、日本の大作映画だと、
 海猿で、主人公の周りに水が溜まってくると突然、酸素ボンベが出てくるとか、
 アマルフィで、警備会社のボタンを一個押すだけで、ローマ中の全ての信号が止まるとか、
 ありえねー、ってことが多々起こります。

 それが社会派サスペンスを、一気に苦笑のズンドコに陥れてくれるわけです。

 爆笑コメディーを真剣に作ると、笑いだけじゃなく感心も呼び、
 社会派サスペンスを適当に作ると、感動は消え去って苦笑だけが生まれる。

 コメディー=不真面目なのではなく、コメディーでもサスペンスでも、真面目なモノと不真面目なモノがあり、素晴らしい作品にもゴミ作品もなり得るわけです。

 社会派超大作として作られたけど、結果的に苦笑→小馬鹿にするという消費しか出来ない作品を見た後で、大まじめに作られた最高のコメディーを見ると、ジャンルによる偏見を持ってしまうことは不幸だなあと思うわけです。

 どんな箱に入っているモノでも、いいモノはいい。といい、自分でいいモノを選んで消費していきたいもんだと、改めて感じさせてくれた素晴らしい、バカ映画なわけです。

 レンタルも始まっているし、

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 iTunesでDLレンタルも出来るので、The Hangover (Subtitled)

 是非一度見てみることをお勧めします。
 バカ、最高!

 
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