上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Check
前回の記事では、この本

エコノミスト増刊 よくわかる財政赤字 2010年 10/11号 [雑誌]エコノミスト増刊 よくわかる財政赤字 2010年 10/11号 [雑誌]
(2010/09/27)
不明

商品詳細を見る


の内容を踏まえて、日本の財政状況を考えてみました。

日本国は借金をたくさん抱えていること。その借金は日本の金融機関経由で日本国民から借りていること。このペースで行くと、あと7年くらいで日本人の金融資産だけでは足りなくなってしまうことを説明したわけです。

さて、今回は日本国が借金を返せないとどうなるのかを考えてみましょう。
最近経済危機になった国を考えると2段階あると考えられます。

経済破綻
 国債を買ってくれる人が少なくなると、国債の利率が大きく上がります。(高い利率をつけないと買ってくれなくなるわけです)
 国債の利率が高くなると、国が払わなくてはならない利息の額が大きくなりさらに国債を発行しなくてはならなくなります。そうするとさらに利率が上がり・・・という状態になると、それにストップをかけるため、IMF(国際通貨基金)がお金を貸してくれます。

ただし、IMFも慈善事業でやってるわけではないので(半分は慈善事業ですが。。)金を貸したあと、強烈な内政干渉をして、借金が返せるように体質改善を促します。

例えば、公務員の数を大幅に減少させる。例えば、増税させる。
IMFが内政干渉することにより、国の支出を減らしたり、収入を増やしたりするわけです。

この状態になったのは、1997年の韓国や、現在のギリシャなど。

1997年の韓国では、財閥が解体され、銀行が海外資本を受け入れるよう法律を変え、海外の資本家がバンバン韓国企業を買えるようにされました。

2010年のギリシャでは、付加価値税の19%→23%くらいの増税、公務員給与の3割カット、年金の受給年齢の引き上げ、年金支給額の30%カットなどを行い、政府の支出を3年間でGDPの1割程度カットするようです。

日本で言うと、3年間で20兆円ほど国家予算を減らす感じです。

また、この状態になったら通貨は大幅に下落しますので、国民の資産は大きく減少します。
ギリシャは統一通貨ユーロなので、あまり下落しませんでしたが、韓国ウォンはこの時50%以上、下落しています。
日本で言うと1ドル200円くらいになる感じです。

公務員のクビを沢山きれば、沢山の失業者と引き換えに国の支出は減ります。
税金を上げれば、国民の支出増加と引き換えに国の収入は増えます。
社会保障を減らせば、国民の個人負担の増加と引き換えに国の支出は減ります。
通貨安が起これば、国民の個人資産の目減りと同時に、国の借金の(外貨建てで考えた場合の)総額は減ります。

この様に、国民の負担と引き換えに、国が借金を返せるような体質にするための施策が取られるわけです。

にも関わらず改善が成されないと、デフォルトという状態になります。
国債を買っていた人に、「ゴメン、返せない!」とお手上げをして、債権を棒引きしてもらう状態です。
企業で言うと、JALや武富士のような状態。
株価がほぼゼロになって上場廃止となるように、日本国債の価値が暴落し、同時に日本円がものすごく安くなり、インフレが起こります。

1990年くらいのアルゼンチンや、1995年くらいのブラジルの状態。
ちなみに、アルゼンチンは年間5000%インフレ、ブラジルは年間2500%のインフレが起こりました。
正月に100円だった熱い缶コーヒーが、年末には2500-5000円になるようなもん。
今まで貯めた貯金は破竹の勢いで無価値になります。

では、いつこの様な事になるのか考えてみましょう。
前回お話ししたように、日本国の借金が日本の金融機関が買える量を超えてしまうのは、今のままで行けば約7年後のようです。

ただ、この状態になっても(間接的に)日銀がお金を刷って国債を買うということが出来るので、すぐに破綻するわけではありません。
じりじりと国債の値段が下がり、利率が上がり、円安が進み。。。

韓国の場合は、この様な経済が不安定な状態のときにヘッジファンドがウォンを空売りすることがきっかけで、ウォンの価値が暴落しました。
ギリシャの場合は、国ぐるみで粉飾決算をしているのがばれたときにギリシャ国債がたたき売られ、利率が10%を超えました。

ちなみに、FXや先物をやっている人なら分かるとおり、国債も現物を持っていなくても空売りは簡単に出来ます。日本人が95%を保有している国債でも安全ではありません。

日本銀行が保有している国債が増え出したらファイナルカウントダウン。
何かのきっかけで、日本国債売りが起こり、国債の利率が上がる。
そうすると、政府が抱えている国債の利率が上がり、政府が支払わなくてはならない利息の額が上がる。それを払うために国債の発行額が上がり・・・止まらなくなって、IMFの介入によって助けてもらうことになるわけです。

最期に、こうならないために、なったときどうするかというお話を。
こうならないために必要なのは、

1.数年間のうちに国の税収が大きく上がるか支出が大きく減ることで借金がこれ以上増えないようにする
2.国が経済成長して、少しくらい借金が増えても、国全体が大きくなるから関係ないって状態にする
のどちらかです。

さあて、どうするか?

国民としていっぱい税金を払うことを許容するか?年金や健康保険のレベルを落として支出を減らすか?公務員をバンバンクビにして支出を減らすか?起業して日本のGDPが爆上げするくらいの収益を得るか?

日本国民がどの方向で行くか意見をまとめて、リーダーがそれを率いて実行しなくてはならないでしょう。

出来るかなあ・・・できるといいなあ・・・。
と、思いながらも、私は貯金がほぼ無価値になったり、税金がバカ高い国に住むのはまっぴらごめんなので、日本以外で暮らしていくための準備をすることにしています。

日に日に雨の量が減っていって、自分の村が砂漠になろうとしているときに出来ることは、神になって雨を降らせるか、ラクダになって砂漠でも暮らせるようになるか、バスに乗って別の街に引っ越すかです。

そして、韓国を見れば分かるように、一度破綻を経験したあと、国は大きく変わる可能性があります。

良くも悪くも海外の企業がたくさん入ってきて、海外で仕事をすることになります。
多くの失業者があふれる中、それでも必死に仕事を考え、新しい稼ぎ方を考える人が出てきます。
そして、少ないながらも出てきた稼げる人たちが、国の経済を支えていくのです。

元々技術力はありながら、日本以外の国の人が喜ぶ物とちょっとずれた物しか作れていない現状。その原因が多くの国民が外国に対して恐れと嫌悪を抱いていることです。

また、元々キャッシュをたくさん持っていながら、いつの間にか借金まみれになってしまった現状。その原因が多くの役人や天下り先の役員が税金を無駄な物と自分たちの給料に使っていることです。

経済危機により、強制的に外国に目をむけざるをえなくなり、役人をはじめとした既得権益層がぶっ飛ばされた後の日本は、重い亀の甲羅を脱いだ孫悟空です。

私は、その時の日本の再出発に貢献できるよう、しっかり力と金を蓄えながら、楽しく生活していこうと思うわけです。

とりあえず必要なのは、バスに乗った向こうの街の、「地球の歩き方」を読んでおくこと。


関連記事
Check
Secret

TrackBackURL
→http://mota2009.blog28.fc2.com/tb.php/122-60432b3f
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。