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以前、このblogでご紹介したとおり、日本の格闘技界はちょっとピンチです。

中国の投資ファンドと提携したK-1に見る、2010年格闘技事情と日本の未来

K-1とDREAMというメジャー団体は、金がなくて中国のファンドから資金提供を受けている状態です。

ちなみに、日本の格闘技界は、いわゆるメジャーリーグに当たるところが、DREAMという団体。(昔はPRIDEだったのですが、そこはアメリカに買収された。。)

ここは、地上波テレビ中継されるし、会場もさいたまスーパーアリーナとかの大きな会場です。
しかし、格闘技の底辺は意外と広く、このメジャーリーグ以外に、もっと小さな独立リーグの様な団体がたくさんあります。

DEEP、修斗、パンクラス・・・その他、アマチュアに至るまでたくさん団体があり、それぞれが定期的に試合を行っているのです。
大体、これらの団体でチャンピオンになるとメジャーリーグに出場出来るというわけです。

メジャーリーグが経営ヤバイのに、それより小さい団体は・・・と思われながら、なんとかかんとか回を重ねて50回目の興業を迎えたのが、名古屋の風俗情報誌「シティヘブン」で財をなした男が主催する団体、DEEPです。

メジャーが儲らないのだから、当然小さいところが儲るはずもなく、運営資金は主催者・佐伯繁の持ち出し多額。

この人は、デブで無呼吸症候群のため異様ないびきをかいて寝るのですが、「佐伯さんが死んだら、日本の格闘技界が死ぬ」とまで言われている、偉人なのです。
なにせ、このリングがなければ、格闘技を続けられなかった人がたくさんいるのですから・・。

そんなDEEPの50回大会が行われるのは、東京ドームの側にある2000人規模の豪華な会場、JCBホール。
昔、DEEPに出場していて、今はメジャーで戦っている選手が大挙参戦。

と、いうわけで、チケットは完売!
前日に、メインイベンターの菊野選手がtwitterで「チケット余ってませんか・・」と問いかけるくらいの大人気でした。

初めて行ったJCBホールは、3階まである豪華会場。

P1170733.jpg

キラキラと光る照明と、でかいスピーカーからの大音響、そして巨大スクリーン。
思ったよりもリングが近く、大変見やすい会場でした。

試合も、第一試合から、北斗の拳のザコの様な赤モヒカンが、スプラッター映画のように顔面血だらけになっています。

P1170732.jpg

格闘技ってのは、難しいところが二点あります。

・全ての試合が必ずしも面白くなるとは限らない
・試合の面白さを堪能するのに技術的な前提知識が必要

それゆえに、テレビで放送するときには、分かりやすくするために、ボブサップとかチェホンマンみたいな、バカでかくて見るからに凄そうなのを出していました。
それが、テレビに出ている総合格闘技のレベル低下をもたらしたわけです。

しかし、今日会場に集まった2000人以上の物好きは大方格闘技マニア。
技術的な前提知識全開の人々ばかりです。

そして、DEEPという小さな団体が50回を迎えるという事を楽しもうというマインドにあふれまくっている人々なので、試合がつまらなそうになっても、客席から積極的に場を盛り上げようとするわけです。

その客席の様子は、まるでアメリカのメジャーリーグベースボールの会場のようでした。
観客の一人一人が自分で観た者を、自分の感覚で楽しみ、それが会場のテンションを上げる。
誰かに指揮されるのではなく、一人一人の自発的な熱で熱くなる舞台。

非常に心地のいい空間です。

試合後、勝った選手はリング状でマイクを持ち、口々にこのDEEPというイベントに感謝します。

「僕は、このリングがなければ、格闘技を続けられなかった。佐伯さん、ありがとう」
 大きくなった息子が父親に感謝するような、感動的な図式。

 でも、みな口々に
「これから、もっと大きい舞台に出られるように頑張ります!」

 せっかく大きな舞台で客を呼べるようになった子供たちは、父親に金を落とすことなく巣立っていく・・・。お父さんは辛いね。。。

 ついでに、休憩時間に勝手にリサイタルを開いて観客から「帰れ」コールを食らう当たりも、やっぱり男は辛いよ。。

 しかし、格闘技なんてもんは、古来から金持ちの道楽みたいなもんだから、これでいいのだ。
 佐伯さんは、お金では買えない何かを買ったのだ。プライスレス!

 と、4時間以上格闘技を見続けたために途中で何が何だか分からなくなった文章でしたが、とにかく幸せに浸ることが出来た大会だったわけです。
 この多幸感は、会場ならではのもの。

 海外旅行もそうですが、会場に行って五感で感じるのはやっぱり楽しい!
 
 これから寒くなりますが、書を捨てて街にでるのが、お勧めです!


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