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 今、実は日本の格闘技界は大変なことになっています。

K-1を運営するFEGが16日、中国系投資銀行PUJI CAPITALとの業務提携を発表した。


 K-1および総合格闘技DREAMを主催するFEG社は、ここんとこ全く金がなく、ネットで調べるとギャラの未払いとか頻発しており、資金繰りが非常に心配されておりました。

 総合格闘技は、数年前まで、日本のPRIDEというイベントが世界最高であり、世界で一番強い人が集まっていたのですが、アメリカのUFCというイベントが資金面でも人気面でも世界一となり、PRIDEを買収しました。
 その後、有力選手はほとんどUFCに持って行かれ、残った軽量級の選手だけでDREAMというイベントを細々とやっている状態です。

 K-1は、十五年以上続いている老舗イベント。世界的に見ても、これだけ大きな立ち技系格闘技イベントはこれだけ。世界数十ヶ国で放映され、世界最高峰の選手がそろっておりました。
 が、最近はオランダの格闘技団体なども発足し、またテレビの放映権収入が暴落し苦境に立たされています。

 そして、そんな格闘技が中国の投資銀行に頼って再建を図る。

 昔、栄華を極めた日本企業が、21世紀に入って没落し、中国頼みの経営になる

 経済誌で毎日毎日報道されるのと同じ構造です。
 きっと、これからの日本を考えるいい材料になると思うので、もう少し分析してみましょう。

 日本の格闘技団体が没落した理由を3つあげてみます

1.広いマーケットを持つ海外企業との競争に敗れた
2.日本独自の仕様にこだわり、海外進出が遅れた
3.日本国内マーケットの弱体化により、収入が途絶えた


1.広いマーケットを持つ海外企業との競争に敗れた
アメリカのUFCという団体は、アメリカやヨーロッパ、南米など多くの国で観られています。
 ブラジルで格闘技雑誌を買ったら、このUFCがほとんどのページを占めていました。(日本のMMAは1ページだけ。。)
 アメリカだけで3億人の客が居て、さらに格闘技を観る人は平均年収が高く、テレビで生放送を観るのに平気で4000円くらい払い、会場で観るのに平気で数万円払います。
 これに加えて、ヨーロッパと南米市場があるのです。
 1億2千万人相手に商売してたら、収入面で全くかないません。
 おかげで、買収→選手引き抜きで、こてんぱんにやられました・・。

2.日本独自の仕様にこだわり、海外進出が遅れた
 アメリカの総合格闘技は、基本ケージ(金網)で行われます。
 日本は昔から、リングで戦います。
 ケージとリング、どちらがいいということはないのですが、日本では大きいところから小さいところまで全てリングでしか試合をしていなかったため、ケージで日本人選手が活躍したり、海外の選手が日本で戦うことを阻害する要因となった可能性があります。
 日本プロ野球で国際使用球を使わずに、国際試合で苦戦する野球と同じです。
 こだわりを持ちすぎて、変化に対応できないのも考えものです。

3.日本国内マーケットの弱体化により、収入が途絶えた

 昨年のK-1のテレビ中継の視聴率は、いずれもなかなか良かったのですが、今年に入り放映権料は暴落したそうです。
 それは、日本のテレビ業界ひいては日本全体の経済状況が悪くなったからです。
 これから、どんどんと経済状況が悪くなっていく国で商売をすることの難しさを感じるワケです。

 で、恒例の日本企業に当てはめを。

1.広いマーケットを持つ海外企業との競争に敗れた
 南米に行けば、家電は韓国や中国企業の製品ばかりです。
 
2.日本独自の仕様にこだわり、海外進出が遅れた
 日本人しか求めない超高性能、超高品質よりも、低性能、そこそこ品質、格安お値段がトレンドです。
 高品質だけではダメなんです。(もちろん、高品質が全てダメというわけではない)

3.日本国内マーケットの弱体化により、収入が途絶えた
 少子高齢化、平均賃金低下、人口減少。ここだけを相手に商売をすることはリスクそのものです。

 と、いうわけで、かなりガラパゴス寄りであった日本企業である格闘技は中国の投資銀行の資金提供を受けて、強制的にグローバルカンパニーになります。
 まずは、中国とヨーロッパへの進出!

 どうなることやら想像も付きませんが、もりぞおさんは、相変わらず、日本格闘技を応援しています。
 日本で働く皆さんも、日本企業の行く末を見守る感じで、格闘技に興味を持ってもらえると幸いです。

 
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