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COCA-COLA TVCF CHRONICLES 2,THE [DVD]COCA-COLA TVCF CHRONICLES 2,THE [DVD]
(2009/08/26)
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なんでしょうか?このDVDは。
 Chronicle = 年代記
 つまり、コカコーラの歴代のCM集がDVDになったものです。

 ご存じかも知れませんが、TVで流れる映像で、一秒あたりの予算が一番高い映像がCMです。
 番組の音声がモノラルでもCMは必ずステレオです。
 それゆえに、名作CMも非常に多い。

 しかし、元々販売する予定のない映像だけに、権利関係が整理されておらず、このようにDVDにまとめる事は非常に困難です。

 が、奇跡のDVD発売!
 このDVDには、1979年~1999年までのコカコーラのCMがおさめられています。

 これは、
 1970年代までの高度成長により欧米に追いつき
 1985年からのバブル経済によりJapan as No1の時代を迎え
 1993年からの失われた10年で落ち込んでいく
 そんな、時代に流れたCMの年代記。

 それぞれのCMのクオリティの高さももちろんなのですが、この時代感を感じながら観ると、非常に感慨深い作品なのです。

 DVDは1979年のCMから始まります。

 欧米人(おそらくアメリカ人)が、コカコーラを手に、スキューバダイビングをしたり、荒野をバギーで走ったりする映像。

 1979年当時は、コカコーラというものは、アメリカへのあこがれの象徴だったのではないでしょうか?
 それは、国産のモノより輸入モノの方が明らかに値段が高いネパールボリビアのように。

 その後、矢沢永吉や早見優のCMをはさんで1984年。このCMが微妙です。
 と、いうのも、1979年のCMの出演者が全員金髪の欧米人だったのに対し、このCMでは、黒髪の欧米なのかアジアなのか微妙な人たちがそろっているのです。
 おそらく・・・ハーフなのかな。。。
 このスタンスが、時代の迷いを感じます。

 しかし、バブル突入後、1987年。
 出演者は、みんな完全な日本人になります。聖子ちゃんカットの女の子とか。
 
 このCMの中で、日本人は、生き生きと、楽しそうにコーラを飲んでいます。
 プールで泳ぎながら。バイクに乗りながら。オフィスで働きながら。

♪はじめてじゃないのさ 笑顔に会えるから
 毎日が新しいコカコーラ さわやかテイスティ I feel Coke



 こんな歌詞そのままの映像がコカコーラとともに流れます。

 希望にあふれる世界。
 北京オリンピックの中国だ。

 1988年では、ラスベガスのような、近未来都市のような、そんな夜の街でカップルがコーラを飲みながらデートしています。
night

 ライナーノーツを見ると、この街は全てセットで作ったそうな。
 キラキラ光る明日と、巨額のジャパンマネーを象徴する、素晴らしいCMです。

 1990年に入ると、さらに日本人は調子に乗ります。
 I Love LAってことで、OL三人組がコーラ片手にロサンゼルスを闊歩したり、オフロードバイクで荒野を疾走したり、アメリカ横断道路ルート66の酒場でコーラを飲んだり。

 1979年のCMで欧米人がやっていたこと。
 11年でこれに完全に追いついたようです。

 韓国や台湾はこんな感じでしょうか?

 しかし、同時に迷いを感じさせるCMも流れます。

 1991年
 音楽のレコーディングがうまくいかない→コーラを飲む→うまくいく
 や
 生活のペースが速すぎると感じたら、冷たくさえたコカコーラ
 このはじけるテイストで、君はリズムを取り戻す

 そう。Japan as No1の陰で、24時間戦えますかに対する不安感も生まれてきているのです。
 そして、1993年。
 ブレードローラー編という、映画「セブン」のデビットフィンチャー監督による、すさまじく金がかかってそうな、それでいてCMなのかよく分からない作品が、バブルの最後のあだ花を見せてくれます。

 バブル崩壊の最中。
 CMは変なテレビ番組みたいな奴とか、TRFとか、いまいちなものが続くのですが、1995年。私が最も好きなCMが生まれます。

 ファーストキス編。



 奥田民生の「息子」の素晴らしさと、シュワーの入り方の絶妙さ。
 最小限の台詞で全てを言い表す演出。全てが最高です。
 ちなみに、DVDに入っている1分バージョンはさらにじれったくて最高です。
 同じく「息子」のバイク編も素晴らしい。

 が、これを最後にCMは迷走します。
 哲学的ナンセンスになってみたり、バレンタインにコカコーラとか言ってみたり。
 暴落する日経平均や土地価格におろおろする日本の姿の投影なのかも知れません。

 そして、このDVD最後の99年。
 ココロが踊り出す編。

 川村結花の「ときめきのリズム」に合わせて、「春が来た」「キャプテンをやりとげた」「好きだって言えた」
 という、テロップとともに、それぞれの場面とコカコーラ。
  cola1
  
♪うれしいときのコカコーラ そっと重ねて 僕たちのストーリー
 ときめきのリズム 身体より先に ココロが踊り出す

 確かにいいのですが、テロップが入るのがちょっと。。。
 先のファーストキス編のような、最小限の情報でたくさんのモノを表現する、美しい映像。
 これに対して、99年は、いいとこをダイジェストでわかりやすく説明するプレゼンテーション資料のような映像。

 モノを売るためのCMとしては、こっちの方がいいんでしょうが、なんか、表現に美しさを感じません。

 思い出してみると、この頃から私はテレビを見るのをやめた気がします。

 こんな風に約一時間CMだけが立て続けに流れるDVD。
 しかし、時代の鏡としてみると、まさに「年代記 クロニクル」なのです。

 さらに10年後の2009年。
 どんなCMが流れているのでしょうか?どんな時代なのでしょうか?


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(2009/08/26)
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(2003/11/06)
奥田民生

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