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地震から2週間。
スーパーにミネラルウォーターやトイレットペーパーが戻りはじめ、原発は最悪の状況からは脱したように報道され、東京の街は大分日常を取り戻し始めました。

しかし、放射線の人体への影響がすぐには表面化しないように、今回の天災の影響は少しずつ東京を中心とした日本経済に暗い影を落とし始めています。

 圧倒的に減った宴会の影響で閑散とする多くの飲食店。電力不足と自粛ムードで減少するイベントに伴い倒産が始まったイベント会社。未だ製造が始まらない自動車工場。出版点数を増やしてとりあえずの現金GETという自転車操業を繰り返してた出版界は紙不足でとどめ。

 不況でふらふらになっていた業界が、徐々に倒れ始めています。

 今、twitterで見た
「日本は衰退途上国だと思います」という言葉が今の現状をこの上なくあらわしているなあと納得してしまうことが、辛くて仕方がありません。

 そんな中、自分に元気を注入するために観たのが、昨年買ったまま放置してあったマイケル・ジャクソンのDVD「VISION」です。

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 これは、マイケルが作成したPV(ショートフィルム)を全て集めたという素晴らしすぎるDVDです。

 今となっては、音楽のPVのクオリティが映画並みであることも珍しくありませんが、マイケルがBille JeanやThrillerを発表する以前のPVはものすごくやっつけ仕事でした。(このDVDに収録されているRock with youとかがいい例です)

 そんなおざなりなものから、一気に芸術作品にまでジャンルの価値を押し上げた素晴らしい作品たち。これが、素晴らしいクオリティの音と改めて再編集された美しい日本語字幕付きで納められているのだから観ないわけにはいかないでしょう。

 そして、この作品たちの中で、東海地震直後の今の私の心に一番突き刺さったのが、「Will You Be There」という曲です。

 マイケルの初期の曲は、「ビリージーンって娘が、腹の中の子は俺の子だとか言ってきてマジ困る」とか「アリーって娘が、凄腕の恋泥棒(Smooth Criminal)に寝取られてチョー最悪」とか、しょうもない歌詞のものが多いのですが、その後、彼の中の心情が色濃く表れる「Man in the mirror」の様な、希望の光を描く曲が多くなってきます。

 そして、いわれのないパッシングを受け、精神的に病んできて、そのメッセージ性はより過激になり、「天国が堕ちてくる!呼吸さえ出来ない!血を流している地球はどうなるんだ!」と叫び続ける、「Earth Song」の様な絶望を感じさせる曲に変化していきます。
「Will you be there」は、「Man in the Mirror」と「Earth Song」の中間に位置するような、絶望の淵で光を求めるような曲です。



 自分を取り囲むマスコミを中心とした「世間」に追い込まれるマイケル。
 そんな中、彼は荘厳なゴスペルの曲調のなか、神に救いを求めます。

「疲れて弱ったとき そう言って僕を抱きしめて。」

 ふらふらになった心で、弱音を吐きます

「だが みんなが僕に言う 男は正直でなければならない
 歩けなくても歩けなくてはならぬと 最期まで戦えと
 だが、僕はただの普通の人間だ」

 そして、圧倒的な力で襲いかかってくる世間に対して愚痴ります

「どうも世界は僕の役割を見つけたようだ
 僕は混乱している 僕に教えてくれないか 僕のためにそこにいてくれるかい
 そして、僕の面倒をみて 道筋を示してくれる?」

 そして、そんな自分の絶望的な情報の告白のあとで、

「僕を救って、僕を癒して、僕をお風呂に入れて
 やさしく僕に語りかけて 僕はそこに行くと

 僕を必要として 僕を愛して 食物を僕に与えて
 キスして 自由にして
 そうすれば神の恵みを感じるから」

「Man in the Mirror」や「Heal the World」では、自分たちが変わることで、貧しい人たちや、子供たちや、地球を救おうと、力強く訴えていたマイケルがみせた、圧倒的に弱い一面。

 しかし、この弱さの吐露さえ、素晴らしく荘厳な音楽と美しいダンスにのせて、感動的な作品としてしまう、恐るべき才能。

 これは、震災の大混乱の中、しっかりと秩序を守って世界の感嘆を呼んだ日本人の姿に繋がるのではないかと思います。

 被災地の絶望的な風景のなかに、
 日本国の衰退途上な経済のなかにいる我々日本人。

 曲の終盤、マイケルは涙声でこの様に語りかけます。

 In our Darkest Hour, In my Deepest Despair
 Will you still care?
 Will you be there?

 暗黒の時に、最悪の時に
 それでも僕を気にかけてくれる?
 そこにいてくれる?

 日本や、日本人を周りで気にかけてくれる人は、世界中にたくさんいる。だから、まだ日本は大丈夫だと思う。
 
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おまけ
 もりぞおさんのコレまでのマイケル関係の記事
新しいマイケルジャクソンの教科書 愛と知識と畏敬と嘲笑と

マイケルジャクソン This is It 自分への反省と、マイケルの物語の最終章


マイケルジャクソン Live in ブカレスト 革命の町にカリスマが降りてきた

ムーンウォーカー マイケルジャクソン大バカ伝説の集大成 マイケル大変身!!

マイケルジャクソン THIS IS IT Blu-ray 「完璧な」マイケルと、「完璧ではない」SMAP


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地震から10日。
なんとなく日常が戻りつつあることを感じる。
余震はまだ1日1回以上のペースで続いているし、被災地の状況は改善とはほど遠い状況にあると知っていながら、東京ではコンビニの品揃えもそろってきて、ティッシュや電池が手に入らないくらいです(要らないけど)

こうやって緊張感がなくなると、当然の如くいろいろな問題が生じてきます。

先週の今頃、あれほど騒がれていたヤシマ作戦の文字を見ることもどんどん減っており、節電に対する意識が薄れていることを感じます。(うちも空気清浄機24時間稼働を再開した)

実際問題、気温が低くなった木曜日、午前中の段階で東京電力の電力供給量ギリギリまで電力需要が高まり、午後には電車の数が減るという事態になり、帰宅する人がパニックに陥りました。(電力足りなくても、電車には優先的に電気を回すべきだと思うのですが。。)

これで分かったことは、現時点で、首都圏はフル稼働が出来ないということです。

現時点では、自動車の組み立て工場は部品不足のため全てが止まっており、それに伴い、国内に数百とある自動車部品関係の工場も止まっていると思われます。

また、電車も間引き運転であり、多くの企業でも自宅待機/自宅勤務が推奨されている。首都圏は今、かなりの低速運転をしていると言えます。

にもかかわらず、電力不足が起こるこの事態。

現在操業を停止している火力発電所を復帰させるのにも、数週間~数ヶ月がかかると言われており、当分の間、首都圏はノロノロ運転をしてもすぐにガス欠が起こるという非常事態にあると言えます。

これは同時に経済の停滞を意味します。
例えば、自動車関係の日本人の就労人口は500万人以上おり、総労働人口の8%以上と言われています。

自宅待機でも給料が払われる正社員はいいですが、労働時間で給料が払われる非正規雇用の社員は、この間無収入になる恐れがあります。

実際問題、多くの非正規社員を中心とした人々が、現在の悲惨な状況をつぶやいています。
「非常時も<ブラック企業>に振り回される人々のつぶやき」

こんなろくでもない企業は、片っ端から潰れてしまえ!と思うのですが、実際問題企業も悲惨な状態にあります。

一時76円まで行った円高。
国がこんな酷い目にあっているのになんで円高になるのか不思議な人も多いと思いますが、「日本の保険金の支払いや復興費用のため、海外資産を売って日本円を買う人が増える」というのが大方の見方です。(※追記 実際に保険会社が使う額はそれほどでもないため、思惑買いの率が高いと思われます)
実際問題、円の市場最高値は、阪神大震災の3ヶ月後に訪れており、そうした思惑から一度動き出すと一気に円高に振れるわけです。
で、円高になるとどうなるかというと、日本の輸出品が売れなくなります。

1ドル=100円の頃、アメリカで10000ドル(=100万円)で売ってた車があるとします。
1ドル=80円の今、日本円で同じ値段で売るとすると、12500ドルで売らなくてはならないわけで、アメリカ人的には同じ製品なのに25%の値上げです。

工場は動かせず、正社員の給料は発生し、ものは売れなくなる。
日本の製造業は危機的状況です。

さらに問題があることに、原子力発電所の事故による放射能漏れの報道。
これは、海外の日本製品に大きな影響を与えています。

シンガポールでは、日本の食物が放射能汚染されているという噂から、日本食レストランに閑古鳥が鳴いていると言います。
シンガポール、和食店で調達難 風評被害も

中国では、放射能には塩がきくというわけの分からない噂が流れており、スーパーから塩が消え、塩の値段が暴騰しているそうです。
福島原発事故で中国が塩パニック、食塩のヨウ素が被ばく防ぐとデマ

そして、とうとう、日本からの電子部品まで輸出出来なくなっています。
中国、全日空便の貨物降ろさせず 放射線の数値理由に

これを見て、シンガポール人、中国人、大馬鹿!って笑うことも可能なのですが、中国餃子事件や、鳥・豚インフルエンザの頃の日本の状況を見たら笑うことは出来ません。
そもそも、日本国内にも東京から各地に疎開している人がたくさんいる状況で、外国人が日本のモノを積極的に手に入れようとする理由がありません。

悲しいことに、この電力不足と日本の風評被害はかなりの長い間続くでしょう。
特に電力不足は、今後原子力発電所を半永久に建てられないことから考えると、かなりの長期間電力不足が続くと思われます。
特に、消費電力量が爆上げする夏の電力供給は絶望的です。

ここ数年、法人税が高くて、人員調整が難しくて、物価が高くて、規制が多い日本に会社(特に工場)を作る意味がなくなっていると言われ、現実問題中国などにどんどん移転が進み、日本の雇用が減っています。

これに加え、電力不足と放射能による風評が加わり、ますます日本に会社がある意味がなくなります。

そして、会社が減れば雇用される人数が減り、治められる法人税、所得税が減り、今回の復興にかかる莫大な費用と相まって、日本国の収支のバランスは壊滅的になります。

そして、日本国債の破綻の・・・やめておきましょう。

ちょっとネガティブなことを書きすぎました。
でも、このシナリオは、日本がまっしぐらに進んでいるシナリオでもあります。

 今僕らに出来ることは何だろう?

とりあえず、自分のすぐ近くにある経済活動を回すことです。
日本の多くの企業は3月末に決算を迎えます。
決算期には、今まで借りていたお金を返すことが多いので、現金が必要になることが多いです。
特に、資金繰りが苦しい中小企業にそれは顕著です。

そんな中小企業には、僕らの数千円の売上も貴重な収入源です。

そして、中小企業の代表格は、街のレストラン。
電車がいつ止まるか分からないし、停電するかもしれないし、家には備蓄の食べ物が余ってるし、これからどうなるか分からないから現金貯めておきたいし。

そんな気持ちは痛いほど分かります。外食にはハードルが高いご時世です。
でも、少しでも金を使って、日本経済を回さないと。ほんのちょっとでも、働く機会を作らないと、日本経済はあなたを乗せて本格的に沈みます。

そんなわけで、私は今週一週間毎日外食に出かけ、#gaisyokuとハッシュタグをつけて、外食なう!とtwitterでつぶやき続けています。

膨大な量の被害に対し、数万円の募金が、原子炉にガリガリくんを投げ込むような、小さなものでしかないように、
凄まじい大きさの日本経済に対して、小さなレストランに数千円売上が上がっても、空気中の微生物くらいの変化しか生まないかもしれません。

でも、やらないよりはマシだし、少なくとも、行った店の経営は少し楽になり、もしかしたら倒産を免れるかもしれない。
まず、近くにいる倒れそうな人を支えてあげる。

自分に出来ることを、少しずつ。
自分の今後の生活のために何をしなくちゃいけないのか考えること。
被災地のために何ができるのか考えること。
日本経済のために何ができるのか考えること。

辛い未来を歩まなくてはならない事はほぼ確定しています。

でも、やるんだよ!

まずは、今後パニックにならないように、自分の家庭の「お金」について考えることをおすすめします。
(住宅ローンの金利をどうするかとかね)
これは、自分と家族のためにやらなくてはならないことです。

余裕がありそうならば、外食なう!を出来る範囲で。

一番危険なのが、思考停止。
頑張って生きていきましょう。


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2011年3月11日午後2時45分頃。
都内某所のオフィスビルの9階会議室。
「あ、地震だ…」と、談笑するくらいの余裕がありました。

数十秒後、時が経つにつれて激しくなる揺れに尋常な地震ではないと気がつき、異常なまでに長く続く揺れに、神戸の地震やスマトラ地震、クライストチャーチの惨状そして、ついこの前観た映画「ヒア・アフター」の映像が思い浮かぶようになりました。

これが、地震か。。


神戸の地震は、朝起きたら神戸の街がえらいことになっている様子がブラウン管の向こうに見えました。
スマトラ地震は、地震の真上を飛行機で飛んでいたのでなにかを感じることはありませんでした。

震度3までの地震は年中あるこの国に生まれて育った者にとって、地震は時々ある軽いハプニングでしかありませんでした。

それが、立っていることができないくらいの揺れが、いつまで経っても終わらないという事態を体感することで、
「ああ…これが、街をがれきの山にして、多くの人の命を奪う『地震』なんだ」
と、いうことを学習するわけです。地震の時間はたったの3分くらいだったわけですが。

そして、この地震の後、数十時間の間でこんな事を感じました。

まずは、日本人の凄さ。
交通機関が全て止まった中で、パニックを起こすこともなく粛々と徒歩で家に向かう人々。大渋滞の中、クラクションを鳴らすこともなく、道を譲り合う車。
商店での略奪も、どさくさに紛れた暴動もなく、粛々と自分に出来ることをこなしていく人々。
職場などで夜を越し、すぐにでも帰りたいのに、いつ来るかも分からない電車を待ち続けなければならない早朝のプラットフォーム。そんな中でも、きちんと整列して、静かに電車を待ち続ける人々。

この国の人々の民度の高さは尋常じゃない。

そして、その凄さは世界のいろいろな国に伝わっています。
政治・経済のニュースをみると、すっかり存在感がなくなっている日本ですが、多くの国から寄せられる日本への思いは、暖かく優しい。

例えば、もりぞおさんが愛読している、異常に絵が上手いフランス人が公開しているドラゴンボールのオンラインコミックDRAGON BALL MULTIVERSE(ちなみに、今は天津飯vs孫悟空(西遊記の)

日本語のページのコメント欄には、英語や韓国語、中国語だけでなく、習いたての、もしくは翻訳サイトを使ったであろう、コメントがたくさん書き込まれています。

そして、国連総長の
「日本は世界で助けを必要としている人たちに対する最大の支援国の一つ。この極めて困難な時に、国連は日本国民と共にある。われわれは(日本のために)全力を尽くすだろう」 というコメント

 CNNの「有史以来最悪の地震が、世界で一番準備され訓練された国を襲った。犠牲は出たが他の国ではこんな正しい行動はとれないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力に優れている。」というコメントからも、客観的に見てもその民度の高さは、驚きと尊敬の目で見られていたことがわかります。

そして、その民度の高さが、ネットを経由して次々と伝播していく様子が感動的でした。
地震の後、当然のごとく繋がらない携帯電話。
ネットに繋がったPCやスマートフォンを持っている人は当然のごとく、twitterにアクセスします。

私は、今回の地震が東北発であることも、観測史上最大の地震であることも、巨大な津波が街をのみ込んだことも、東京都内の電車が終日止まる方向であることも、その後都営線を中心に少しずつ復旧したことも、知ったのはtwitterからでした。

猪瀬直樹や孫さんなどが、それぞれが出来る対応策を講じたことをつぶやき、ホリエモンやダルビッシュなどのフォロワーの多い人が拡散する。

一般市民も、自分が見た駅の様子や街の様子など役に立ちそうなことをつぶやき、テレビやネットで知った情報のキモの部分を140文字以内でまとめて拡散する。

勿論、間違った情報が流されることもあるのですが、別のユーザーが見つけ次第それをすぐに修正する。

現地へ支援に行く団体を紹介し、寄付を募るページが準備され、次々と寄付が集まっていく。その後、ホリエモンが支援を表明し100万円を寄付。アクセスが集まり過ぎてサーバーがパンクするが、amazonの社員が支援を表明。Amazon Web Siteに引っ越しして、サイト復活!寄付総額はすでに1500万円を越えています。

決定権のある人が次々と方策を決定し、影響力がある人がそれを広める。
特別な力がない人も、自分が持っている草の根情報を提供し、別の人がそれをフォローする。
実行力がある人が行動するのを、様々な人が出来る範囲で後押しする。

多くの人は、家の中でPCに向かっているだけなのですが、PCの前で必死に自分で出来ることを考え、実行し、それがひとつの形になっていく様子が、リアルタイムにタイムラインに表示されていく。

自分たちは、こんな社会で生きているんだ。
人と人はこんな風に助け合えるんだ。



今、この状態で考えるべき事ではないと思うのですが、私が一番心配しているのが日本の国家財政です。
この巨大な被害を復旧するのにどれだけの金がかかるのかが想像も付きません。

膨大な量の道、港、電車、建物の再建費用
恐らく払いきれないであろう生保・損保各社の保険金に対する国からの援助費用
見直さなくてはならないであろう原発の廃棄費用と、代替の電力供給設備の建設費用

そして、ただでさえ崖っぷちのこの国の国家財政がもつのか。そのしわ寄せが、津波に全てを持って行かれた人にいくことになってしまうのではないのか。現時点でギリギリの生活をしている人にいくことになってしまうのではないのか。

地震や津波の直撃を受けた人たちは、今が一番辛いときだと思います。
そして、それ以外の多くの日本人にその被害が来るのはもう少し後になると思います。

そんな未曾有の危機の中も、今回と同様に高い民度で落ち着いて行動し、全国民一丸となって危機に対抗していくことができるのか?

とりあえず、危機が起こったときに重要なのは情報であり、その情報を集めるにはTVやラジオに加えインターネットです。
特に、個人間の情報のやりとりおよび個人からの情報提供に一番役に立つのはインターネットです。

少なくとも、skypeやtwitter、webメールやmixiなどのソーシャルネットワークにつないで、自分の周りの人と繋がれるように準備することはとても大切です。
そして、生きていくために必要なのは、たくさんの情報を仕入れ、自分でその真偽を判断し、正しいと思ったことを実行する力です。

みんなで準備して、辛い未来を乗り切りましょう。



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前回、「日本経済「余命3年」」を読んで、日本人が今までの生活をキープすることを求めるのは非常に困難だから、貧乏になることを受け入れようよ!ってことを書いてみました。

前々回、経済絶賛破綻中の欧州の様子を見て、どってことないじゃん!って言ったのですが、欧州レベルの破綻で留まるかは微妙なところです。
なにせ、この国の借金の総額は半端じゃないし、何より安定した生活に慣れている国民がパニックに陥る可能性があります。

そんな非常事態にパニックにならない方法は、最悪の事態を知っておくことです。

そこで、もりぞおさんは、戦争状態の次に最悪な環境についておさらいしてみることにしました。

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南米や東南アジアの各地に普通に存在しているスラム。
その中で、親もいない状態で生活している子供たち。いわゆる、ストリートチルドレンのお話です。

世界が100人の村だったら、20人は1日$1以下で生活しています。
世界の子供が100人の学級だったら、生徒の7人は両親が共にいない状態で生活しています。

そんなストリートチルドレンのトトがこの物語の主人公。
こんな状態で生活しているので、当然の如く人がバタバタ死んでいきます。
子供向けの絵本のはずなのですが、5ページに一回くらいの割合で名前が付いている人が死んでいきます。
それも、ものすごくあっさりと。

それゆえに、ここで生きている人たちは、タフで、楽観的です。

両親もいるし、職もあるし、家もあるし、社会保険もあるし、年金だってとりあえずはある。そんな我々が日々老後のことを心配しているのに対し、彼らは日々生きることに真摯です。まあ、先の事を考える余裕がないわけですが。

子供たちも、自分たちが食べるために何をしなくてはならないか、自分で考え、実行に移していきます。
物乞いをしている人を見て、病気をしているフリをした方が、親がいないことを訴えた方が、赤ちゃんが腹をすかしている事をみせた方が稼げるのではないかと学習し、すぐに実行に移す。
仲間が死んだときには、その死体引きずって街を練り歩き、「お墓を作るお金をください」と訴える。

それが上手く行かなかったら、別の人が楽器を演奏して金を稼いでいるのをみて、自分たちで楽器を作って、練習してみる。

実際に、東南アジアで観光客用のバス停でバスを待っていると、必ずといっていいほど、小さな子供たちが歌を歌ったり、踊りを踊ったりして、観光客から小銭を貰おうと頑張っています。

P1130983.jpg

そういえば、スペインやメキシコでも地下鉄に年中楽器演奏する奴が乗ってきて、小銭を集めてたなあ。。

P1010342.jpg

自分で金を稼ぐ方法を考えて、すぐに実行に移し、試行錯誤する。

貧しい国に生まれた人たちは、強制的に起業家でなくてはならないようです。

この精神は、歳が来たら学校に行き、
机に座っていれば先生がやってきてやることを提供してくれ、
学校を卒業した後次にどこに行けばいいかは親が提示してくれる
といった環境で生まれ育った我々とは大きくかけ離れているものだと思います。

たくさんのものを提供されているが故に、たくさんの知識は持っているのですが、それをどう使って生きていくかを考える力が弱い。
そして、自分が誰かから何かを提供されない状態で生きていけるのかが常に不安になる。

それを考えると、彼らから学べることは大きそうです。
特に、「自分だけで何かを成し遂げることが出来る」という実感のない小学校レベルの子供に、同じくらいの歳の外国人の子供が、自分たちの力だけで生活している所を見せてあげることは、今後の人生に革命的な影響を与えるような気がします。

ユニセフ募金が・・という絵空事ではなく、リアルにその生活を見ることによって、「自分もいざとなったら一人で生きていけるんじゃないのか、生きて行かなくてはならなくなるんじゃないか」と幼い頃から思って学習をすることは、その後の人生において、ものすごい強さを生んでいくことになるんじゃないかと思うわけです。

そして、そんな人たちが国に増えていけば、
「定職について、家を構えて、子供を産まないような生活は二流だ」という常識が覆され、「泥臭くても、とにかく生きていく」という姿が承認されるようになると思います。

ニートや就職難、中高年のリストラなどにより自信を喪失し、自殺を図る人が多い。

この問題も、本人の「どうやって生きていくかを考える力が弱い」と、社会の「定職について、家を構えて、子供を産まないような生活は二流だ」という偏見が、2大原因であるように思えます。

そう考えると、日本が貧乏になれば、自殺に関する問題は少しずつ解消していくのではないかなと思うわけです。社会にはびこる閉塞感も。

まあ、その時には医療体制の劣化や、治安の悪化で平均寿命が下がっていきそうですが。

タフな世界でサバイブしていく覚悟をもつこと。
サバイブしている人たちを、偏見を持った目で見ないこと。

これから、どんどん環境が厳しくなる日本で、私が求めるのはこの二つです。
そのためにも、これからこの国で生きていく人たちには、特に長く生きて行かなくてはならない子供たちには、こういう本を読んで、出来たら現地でこういう子供たちの生活を肌で感じて、タフな世界を学んで欲しいと思います。

まあ、生きてりゃ楽しいこともあるし、死んでもまたどっかであえるよ。
そう思わなきゃやっていけないしね。

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