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「キューバ音楽以外は音楽ではない」
 と言い切る男。村上龍。

村上龍(ドラゴン)の世界

 そんな彼は、年中キューバに行ってるし、キューバ音楽を日本に広めるためにCDを発売したり、毎年トップバンドを日本に呼んでコンサートをしたりしています。

 私が、去年から今年の世界一周で一番のインパクトを受けた国キューバ。
 キューバの素晴らしさと異質さは、世界一周blogで総括しました。

PlayBack07-01 キューバ Countory in the Mirror(鏡の中の国) 自分たちの姿を教えてくれる国
PlayBack07-02 キューバ キューバと人生を楽しむ方法

 と、いうわけで、一年以上前に訪れた国キューバを思い出しながら、品川プリンスホテルへ。

 このホテル、中に映画館はあるは水族館はあるわと、ラスベガスみたいなのですが、品川の町にほかにこれといったモノがないのが悲しいところです。
 そして、その中のステラボールという会場も、思ったよりでかく、豪華な照明と、大量のスピーカーが備え付けられた、立派この上ない舞台です。

 客席の年齢層は結構高く、じーさんばーさんから、アラサーくらいまでが中心。
 キューバ好きと、サルサ教室が3:7くらいかな。。カンブリア宮殿ファンは・・・それだけが理由でくるとは思えないな。

 そして、キューバらしく15分遅れで司会の村上龍登場!
 まあ、テレビで見たまんまの人ですね・・・。

 キューバの小ネタを話した後、コンサートの開演です。

 キューバ編で音楽について書いたとおり、

キューバ音楽 キューバ人は皆踊るのか?

 私の感じたキューバ音楽の一番のすごさは、その音のキレです。
 ベースや、ドラム、パーカッションの音が、ビシッ/ビシッ/っと切れて、鋭角的なインパクトを身体に与えてくれるのです。

 その感覚が、たまらなく心地いい・・・。

 ベース、ドラムのソロパートが一番印象的でした・・・。

 会場は左右に席があり、真ん中はオールスタンディング。
 キレのいい音楽に身を任せていると、勝手に身体が動いてしまうわけですが、中にはやたらこなれた踊りを踊っている人もいます。

 私の目の前にいた人もその一人。
 きっと、サルサ教室とかいってるんだろうな・・・。
 見た目を一言で言うと「無理目の若め」

 なんか、このこなれ感と無理目の若め感が、大変日本的でした。

 なにせ、舞台の上のキューバ人ダンサーは、化粧が濃すぎて原型をとどめてないし、ダンサーのくせに腹が出てて、へそ出しなのですが、パンツの上に腹が乗ってますから。。
 あれだけまずいキューバ飯で、何で太るんだ。。運動もしてるのに。。。

 ちなみに、踊りもいい加減で、右側の人と左側の人のダンスが全然合ってません・・。

 でも、なんか、心のおもむくままに化粧して、飯食って、踊って・・・ってのが、大変キューバっぽい。
 派手すぎず、地味すぎず、自分のポテンシャルを押さえながらうまい落としどころに納めてる日本人女性との対比は、非常に興味深いです。

 やっぱ、キューバ人、楽しそうだなあ・・・。

 そして、コンサートでは、日本向けサービス曲も入ります。

 カンブリア宮殿テーマ曲、コーヒールンバを日本語で。
 TSUNAMIを原型をとどめないくらいアレンジしてスペイン語で。

 そして、「I Love Michael Jackson!」と言ってビートルズのCome Together歌ってた。。マイケルとビートルズを勘違いしているのでなければ、映画・スカイウォーカーを観たのでしょうか?

 キューバ人的に、マイケルロボはどうだったのだろうか・・・

ムーンウォーカー マイケルジャクソン大バカ伝説の集大成 マイケル大変身!!

 そんなこんなで、あっという間に2時間です。

 終了後に感じたのは、キューバで聞いたのとは違うな・・・ってこと。
 綺麗なホテル、豪華な照明、大量のスピーカー。

 そこから発せられる音楽はもちろん素晴らしいのですが、私の中のキューバ音楽は、場末感ただようこきたないバーの音なのです。

 そんな中で響いている、ウッドベースのキレのある音。。

 今回のコンサートは、まるで、東京の美味しいインド料理屋でカレーを食ってるような感じ。
 インドカレーは、もっと薄くてすかすかしてるんだ。。いや、このカレーも旨いけど。

 そんなわけで、また、もう一度キューバに行きたくなるのです。
 今度は、ハバナにとどまって、いろんなバーでいろんな音楽を聴いて、のんびりしたいなあ、そんなことを思いながら、仕事で疲れたお父さんたちが乗る山手線へ・・・。

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 たった今、Men in Black2という映画を観ました。
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 Men in Blackの存在は知ってたけど観たことはない。
 Men in Black2に至っては存在すら知らなかったのですが、マイケルが端役で出ていると聞いたため・・・どんだけマイケル好きなんだ・・・。

 マイケルの出番は数十秒。
 Men in Black本部にきた通信は、ペンギンが歩く氷に囲まれた空間から。
 そこで必死に話をする、真っ白な顔のマイケル。

「xx星人はやっつけた!僕をMen in Blackのメンバーにしてくれよ!エージェントMにしてくれよ!」

 このシーンは、Men in Blackが大好きなマイケルが監督に頼んで出してもらったシーンだそうです。
 かなりしつこく頼まれたようで、そのまんまのシーンが映画で再現されてます。

 ちなみに、「宇宙人だから」って理由でMIB入りは拒否されます。
 マイケルが宇宙人っぽいってところは、マイケル的にも突っ込んでいいところだったみたいです。

 そんなわけで、実はマイケルは自分が笑われることに対して結構寛容だったということにして、彼の主演映画を大いに笑ってみましょう。
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 新宿の映画館で1000円で観たのですが、amazonでDVDが990円で売ってたのが衝撃的です。

 何の前提知識もなしに観たのですが、前半はPV(マイケル風にいうとショートフィルム)のダイジェストの詰め合わせ。
 ビリージーンのPVとかいいところで切れるので、精神的に切れそうになります。

 こんなものを観るくらいなら、正式なショートフィルム集のDVDを買えば良かった。。と後悔していたのですが、後半、衝撃的な展開が訪れます。

 マイケルのショートフィルムの中でも傑作の呼び声が高いSmooth Criminal。
 日本語訳は「凄腕の犯罪者」。歌詞の内容は
「彼女を寝取られた男が、「凄腕の犯罪者はとんでもないものを盗んでいきました。彼女の心です」といって自分をごまかす」歌なのですが

 ショートフィルムは、マイケルがマフィアのたまり場っぽいバーで踊ったりマシンガンをぶっ放したりする映像です。


 伝説の、斜め45立ちが観られるのもこの映像。
 初っぱなのコインのシーンとか、鳥肌が立つ。。。

 そして、映画の中では、このショートフィルムの前後も描かれます。

 3人の子供たちと犬と楽しく遊ぶマイコー。
 しかし、犬が偶然迷い込んでしまったのが、子供たちにドラッグを売って一儲けしようとしている悪者のアジト。
 まんまと、悪者に捕まる女の子。

 マイケルは、彼女を助けるために、「凄腕の犯罪者」が巣くうバーに向かいます。

 この向かうシーンでとんでもないことが起こるのですが、あえてみなかったことにして、Smooth Criminalのショートフィルムに魅入ります。
 しかし、バーに入る前とバーの中で、明らかに衣装が違うよなあ。。。

 さあ、ショートフィルムが終わって、悪人と対決です。
 あっさりマシンガンを持った数十人の悪者に囲まれるマイケル。

 マイケル大ピンチ!ってときに、頭上に流れ星が!
 女の子が叫びます
「マイケルの、ラッキースターよ!」

 星を見たマイケルは・・・
変身


 満月を見た孫悟空のように・・・
マイケルロボ

 マイケルロボに変身します!!!!

 全く何の前提知識を持たずに映画を観た私。
 あまりのすさまじい展開に、目ん玉飛び出します。

 悪者のマシンガンは、マイケルバリアではじき返します。
 そして、反撃のマイケルキャノンで、周囲を火の海にして雑魚を殲滅します。

 逃げるボスは、マイケルジェットに変身して、
マイケルジェット

 マイケルメガ粒子砲を発射しぶっ殺します。


 強いぞ!マイケル!
 Heal the Worldで魅せる天使の歌声の持ち主と同一人物とは思えません。。まあ、ロボだし。。

 そして、マイケルはそのまま空に帰っていきます。

「ありがとう・・・マイケル・・・。」

 さすが、マイケル。物語のスケールが違います。
 このあと、スタジオライブでなぜか、ビートルズのCome Together。
 しかも、これがまた滅茶苦茶格好いい。。

 なんなんだ。。。この、異次元空間的な振れ幅の大きさは。。

 コンサートで観客が掲げているボードに
「マイケルは、神様からの贈り物」
 と、書いてありました。

 完璧な格好良さと、凄まじいメッセージ。
 滅茶苦茶やっても、力ずくで格好良くしてしまい、本気を出すと我々の理解の向こう側に行ってしまう。。

 そんな、桁違いの神様からの贈り物。
 僕らは、彼を大事にしてあげられなかった。。ごめんね。。マイケルロボ・・・。

 と、いうわけで、マイケルのパフォーマンスと物語を書いた第一話。
マイケルジャクソン This is It 自分への反省と、マイケルの物語の最終章

 カリスマ性を書いた、第二話
マイケルジャクソン Live in ブカレスト 革命の町にカリスマが降りてきた

と、バカさ加減を書いた本作で、マイケル三部作はおしまいです。
 しかし、ホントにすごいエンターティナーだ。。書きたいことはたくさんあるので、そのうち思い出したように書くと思います。

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マイケルが唯一公式に発表しているライブビデオがこれ。
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 Live in Bucharestです。

 音楽に関しては、異常なまでの完璧主義者のマイケル。
 十数曲のアルバムを作るのに数百曲の中から選んだ数十曲をレコーディングしたと言われています。

 そんな彼がこのライブを唯一の公式発売した理由は・・・熱狂です。

 もう、訳のわからない量の観客がすし詰めになっているスタジアム。
 爆音と共にステージにマイケルが登場!
 観客、絶叫!

 10秒・・・20秒・・・動かないマイケル。

 首を45度動かした!!!
 観客、さらに絶叫!!

 そして、サングラスをはずした!!!
 観客、大爆発!!!!

 と、いったように、マイケルが動かないだけで、客席が大変なことになります。
 っていうか、観客がバタバタ失神して倒れます。
 その数、5000人ともいわれている。これが、このライブを、伝説のライブと言わしめた源泉です。

 と、いうのも、ライブが行われた1992年のルーマニア、ブカレスト。
 ここは、1989年、ルーマニア革命が起こり、共産主義から民主主義に変わったばかりの街なのです。

 全てを国に管理されていた時代から、自分たちで勝ち取った自由。
 その自由を謳歌し始めたところに訪れたカリスマ。

 その姿を見ての熱狂は、想像を絶する者があります。
 また、このDVDもその熱狂を伝える演出となっているため、序盤は不必要に客席を映しまくります。

 そんな熱狂の中のカリスマ。


 衣装は、金のハイレグTバックです。

 ダンス、歌、カリスマ性、プロデュース力、メッセージ。
 その全てが、超一流の枠を飛び出すくらいのすさまじい才能を持つマイケル。
 しかし、服装のセンスだけは、アレです。。。

 しかし、彼が繰り出すパフォーマンスのすごさは時間を忘れさせます。
 あっという間に過ぎ去る時間。

 圧巻の、Heal the WorldからMan in the Mirrorへのエンディングへ向かいます。

 地球の形をしたボールで踊る新体操の女性。


 その地球を拾い、天国からの声のように、この上なく優しい声で歌い出すマイケル。
 ライター(共産主義だからペンライトなんてないんだろう)で火を灯す観客。

 そして、各国の民族衣装を着て現れる子供たち。
 その子たちの手を引いて、大きな地球の周りを回るマイケル。

 彼の世界観がこの上なく見事に表現された名シーンです。

 そして、最後の曲、Man in the Mirror.




 良くないこともたくさん起こっている世界。
 
 ストリートの子供たちにはろくに食べるものがない
 家もなく、5セントの金も借りられない
 心は砕け、夢は流されて、存在すべき場所すらみつからない・・

 それを、見て見ぬふりをしている人々。

 でも、まずは、鏡に映った自分を見てみようよ。
 そして、

If you wanna make the world a better place
 Take a look at yourself and then make a CHAGE!
世界を良い場所にしたいなら
 自分自身を見つけて、変えるんだ!


 革命の街に訪れたカリスマが叫ぶこのメッセージ。
 熱狂は最高潮になり、失神者の数もうなぎのぼり。

 人類史上、歌に、パフォーマンスに、これほどまでに強烈に込められたメッセージはないのではないか。
 そんなことまで考えてしまうくらい強烈な映像です。


 このルーマニアでは、革命後、経済は混迷を極め、街に大量にストリートチルドレンがあふれ、チェウセスクの子供たちなどといわれたりしました。

 もしかしたら、1992年のブカレストには、そんな子供たちを見ながらこの会場にきた人たちがいたかもしれません。

 きっと、会場にきている数万人の人たちの心に、一生残るインパクトを残したマイケル。もしかしたら、その後のルーマニアの歴史もちょこっと変えているかもしれません。
 
 そんな熱狂を残して、マイケルは、宇宙服を着て飛んでいきます。
 ありがとう・・・マイケル。。
 
 このライブは、マイケルの才能と、観客の熱狂が完全にシンクロした奇跡です。
 是非、一度見てみることをおすすめします。

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 次回、マイケル三部作最終回。
 もう一つのマイケルの一面。「世界最高峰のバカ」であるマイケルのご紹介です。
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 2回も観に行ってしまいました。  マイケルジャクソン This is It.

 1度目は新宿バルト9という映画館。
 平日6:30の回なのに900席以上の客席はほぼ満員でした。
 音響設備もすばらしいこの映画館。最高です。

 しかし、さらに上を目指して、川崎のiMaxシアターへ。
 巨大なスクリーンと、数十個のスピーカー。至高です。

 そして、もりぞおさんは、実はマイケルのコンサートにも行ったことがあります。
 1996年。当時東京ドームでバイトしてたもりぞおさん。
 ガラガラの東京ドーム。大遅刻。短い公演時間。口パク。
 そして、なにより、当時のマイケルのイメージは、整形オバケ・スーパー成金・性的異常者。

 正直、コンサートの印象が何も残っていません。

 この、1996年頃が、私が(今は全く観ていない)テレビを観ていた最後の頃。
 毎朝のワイドショーでマイケルのイメージが築きあげられていたと思われます。

 今思えば、あの頃も今と同じようにテレビを観ておらず、先入観なしにコンサートを観ることが出来ていればと思うと、残念でなりません。

 そして、約10年ほど大きな活動をしてなかったマイケル。
 私は、その間、ずーっと無関心。
 そんななか、世界旅行中聞いていたPodcast。
 以前ご紹介した「新しいマイケルジャクソンの教科書」の作者、西寺郷太の熱い語りでマイケルに興味を持ち出しました。

 彼の曲を少しずつ聴き始めました。
 そして、その旅行中にマイケル死去。
 彼の曲を聞き、映像を見て、本を読み、今に至るわけです。

 
 映画、This is Itは、本当に素晴らしい映画でした。

 ベースの指導をするために、「ドゥダダン」と口ずさむリズムのキレ。
 バラードの中で奏でる高く澄んだ声。
 そして、ダンスと曲に込められたメッセージ。

 例えば、Billie Jean
 一人で踊る彼の全ての動きと存在感。
 それに魅せられて、涙腺がゆるみます。

 例えば、Heal the World
 そのどこまでも優しく、きれいな歌詞。
 それに魅せられて、またも涙腺がゆるみます。

まさに、圧倒的なパフォーマンス。

 しかし、この映画にはもう一つの側面があります。
 それは、「マイケルジャクソン」というストーリーの最終章であるということ。

 映画のラストシーンは、それまでの流れが集まった終着駅であるように、
 この映画は、マイケルジャクソンの人生という物語の一つの終着駅になっているのです。
 
 例えば、Billie Jean
 マイケルがこのコンサートのダンサーを集めるオーディションを行ったとき、一番気に入ったダンサーが、日本人の「ケント モリ」という人でした。

「すごいダンサーを見つけたんだ。彼はぼくのように踊るんだ。外見もぼくに似ててね。彼をオーディションで見たとき、久々に鳥肌が立ったよ。で、その彼はなんと日本人なんだ。」

 ケントはマイケルにあこがれてダンスを始め、マイケルと競演するために海を渡った男です。

 しかし、このとき彼はマドンナのダンサーとして契約していました。
 契約は契約。あきらめきれないマイケルが直接マドンナに電話をしても、マドンナは彼を手放しませんでした。

 そして、マイケルの訃報。

 コンサートツアー中のマドンナは、自分のコンサートの中にマイケルの追悼コーナーを作りました。そして、ケントにこういったのです。
「今日はあなたがマイケルよ。マイケルの魂と共に踊りなさい。」
 そこで彼が踊ったのが、Billie Jeanから始まるマイケルメドレーだったのです。



 Billie Jeanのマイケルの衣装で。
 


 それ故に涙腺がゆるむのです。


 例えば、Heal the World

 日本語訳は「世界を癒そう」
 彼の人生のテーマのような曲です。
 しかし、はたから見ていると、彼の人生は人を癒している余裕があるようには見えません。

 幼少の頃、限りなく虐待に近い歌とダンスの特訓を父から受け、
 大成功の後、彼が稼ぐ巨万の富に引き寄せられた有象無象の人々の思惑に振り回されまくり、、
 詐欺師まがいの親子の起こしたインチキ裁判により幼児虐待疑惑をかけられ、
 世界中のマスコミから、肌の色から性的指向まであらゆるものに関して言われなきバッシングを受けた人生。

 親を受け入れられなくなり、
 人を信じられなくなり、
 もっとも救いたかった子供にすら裏切られ、
 世界中の人から陵辱された人生。

 それでも、「世界を癒そう」と歌ったマイケル。
 一番癒されなくてはならなかったのは、マイケル自身だったのに。

 いや、もしかしたら、彼が愛せる対象はもう「世界」とか「自然」とかの抽象的なものしかなかったのかもしれない。
 でも、この歌の中で彼はこう歌っています。

 Heal the World. Make It a Better Place
  For You and Me and The Entire Human Race.
 世界を癒そう。よりよい場所を作ろう。
  あなたと、私と、人類全てにとって。




 
 それ故にまたも涙腺がゆるむのです。

 こんなことを考えていたら、あっという間に映画が終わってしまったので、2度行くことになりました。
 その中でやっと話がまとまり、この文章が出来たのです。

 この映画は、今、映画館で見ることに価値があります。
 彼のパフォーマンスを見るだけでも充分に価値があるので、時間がある人は是非観てください。

 また、にわかファンの私でもこれだけいろいろ考えられたのは、前もってマイケルの人生を呼んでいたからです。
 もうちょっと時間がある人は、「新しいマイケルジャクソンの教科書」を読んでから観に行ってください。

 で、月並みですが、「マイケル、ありがとう。」

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 バイクと車で世界を二周してきた彼が至った結論。それは、「21世紀はアジアの時代である。」

「私は今、シンガポールに住んでいる。
 娘の世話をしてくれている人は、ネイティブな中国人。
 娘たちが完璧な中国語をしゃべれるように、家政婦の人には家では中国語以外は使わないようにいってあるんだ。」

 そんな彼は、新興国の株は中国株以外全て売り、他の金や債権も減らしています。
「これから株を買う気はない。もう上がってしまったから。もう一度崩壊したら買うかもしれないけどね。」

 資産の中心を、商品にシフトしているのです。

「需要が伸びている。アメリカもヨーロッパも、アジアも人口が増えている。
 そして、アジアの30億人が豊かになっている。
 しかし、供給量は増えないんだ。」

 今、農産物の世界的な在庫量は日に日に下がっています。
 しかし、金融危機の影響もあり、大規模な農地の拡大は進んでいません。
 そして、空き地から農作物が安定してとれるようになるまで時間がかかります。

 インドのデリーで薄いベジタブルカレーを食べていた人たちが、だんだんとマクドナルドのハンバーガーを食べるようになっています。
 肉は、野菜よりも何十倍も生産効率が悪いのですが、やっぱりおいしいですから。

 約40年ほど大きな油田は見つかっていません。
 各国が毎年自国の石油の埋蔵量を発表していますが、サウジアラビアなどは、その埋蔵量の数字が変わっていません。毎年膨大な量の石油を掘り出しているのに。

 私はサウジに行ったことはないのですが、サウジに石油プラントを作りに行っていた友人の言葉を聞くと、このこともすんなり理解できます。
「奴ら、何にも考えてないから。
 明日のこととか、石油が枯渇したあとのこととか。」

 そして、中国人が使う一人あたりの石油の量は日本人の1/10。インド人は1/20。
 この感覚も、インドの貧しい町並みを歩けばすんなり納得できます。

 2009年11月現在、金の価格が史上最高値を更新しています。
 日本国は買っていませんが、アメリカやドイツ、フランスは通貨の価値の裏付けのために(外貨ではなく)金を自国の国庫にため込んでおります。
 日本以外のアジアの国もこれに続くでしょう。

 食料と、石油と、金。
 あと、今回の講演会ではふれられませんでしたがレアメタル。
 これらが、これからの世界でよりいっそう価値を持ってくるのは自明とさえいえます。
 前回の話でジムが話していた通貨危機が起こった場合、通貨の価値が大暴落します。
 つまり、モノの値段が大暴騰します。
 リッター130円だった石油が13000円になったりするかもしれません。
 実際、通貨危機が訪れているジンバブエなどは、ジンバブエドルベースで考えると、モノの値段が一年で1000倍になってたりします。

2008年に書いた、ジンバブエ三部作

 正月にうまい棒が1ジンバブエドルだったとしたら、年末には1000ジンバブエドルになってるってことです。

 さて、ジンバブエを笑ってばかりもいられません。
 と、いうのも、日本という国は、食料も石油も金もレアメタルもなーんも持ってない国だからです。
 持っているのは、アメリカ国債とアメリカドルばかりなり。

 今、円高が続いており、製造業の業績に大きな影響を及ぼしています。
 しかし、実は一番怖いのは極端な円安なんです。

 なにせ、円が安くなったら、食料も石油も金もレアメタルも買えなくなっちゃうんですから。
 ついでに、虎の子の財産であるアメリカ国債とアメリカドルまで下がったら・・・。

 ジムロジャースは、「あなたが毎日心がけていることは何ですか?」という質問に関してこう答えていました。

「広い視野を持って物事を考えるようにしている。
 世界中で何が起こっているかを知り、それがどのように影響しあうかを考えている。
 なぜなら、全てのことは国境を越えてつながっているから。」

 この言葉は、彼が村上龍に言った(そして私が大好きな)言葉とつながっています。

「リュウ。人生は短い。
 遠くまで行って、世界を見よう。
 そして、深く考えよう。」

 こんなことをいきなり言われても何をすればいいかわからないかもしれません。
 でも、知識ってのはある程度量がたまると、断片的な知識が勝手につながって、いろんなことがわかるようになります。

 だから、興味を持ったことに関して、Webで調べてみましょう。本を読んでみましょう。新聞の記事を読んでみましょう(紙でもWebでもいいです)。
 そして、それを継続してみましょう。
 時間がなかったら、テレビを見る時間を減らせばいいと思います。

 そんなわけで、もりぞおさんは、講演会に足を運び、映画館で映画を観、Webサイトを頻繁にチェックをし、本を乱読します。

 ついでに、日経平均を空売りし、金の上場投信を購入しているわけです。

 いろんな意味で、将来は絶望的かもしれませんが、それをどうやって切り抜けるか考えるのは、非常にエキサイティングな作業なんです。

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 前回に続いて、ジムロジャースの話です。
 2008年より住居をアメリカからシンガポールに移したジムロジャース。
 そんな彼が、新宿にやってきて、厚生年金会館で講演会を開いてくれました。

 2000人収容の厚生年金会館は、チケット入手が困難なほどの盛況。(私は売り切れていたチケットを、偶然知り合った人に譲ってもらいました)

 まあ、人数としては、前回ガラガラだったダライラマ法王の講演会には3000人入ってたからこっちの方が上なんですが。。。っていうか、法王のもここでやればよかったのに。。

 今回の講演は、ある株の学校が主催しているもので、第一部が堀古英司というおっさん、第二部がジムの二部構成。
 まずは、この二つの講演の内容をあわせてお伝えします。

 二人の講演で共通している結論。それは、

1.アメリカドルは、近い将来暴落するということ
2.投資するなら商品であるということ


 まずは、1について。

 ジムロジャースは、アメリカ人でありながら、今、ドルとアメリカ株の資産を減らそうとしています。
 すでに、かなり減らしているのですが、これから訪れるかもしれないつかの間のドルの復活の際に、すべてのアメリカ資産を処分したいといっています。
 つかの間の復活がなければ、資産が目減りするのをただ眺めることになるだろうとも。
 なぜ、USドルが崩壊するのか。

 それは、サブプライムローンを発端にした第一次の金融危機と同様、不動産が発端です。
 低所得者に向けて無理矢理貸し出すために作られた、「サブプライムローン」に対し、普通の人に貸し出すための住宅ローン「プライムローン」
 これが危機に陥るのです。

 アメリカ人は一般的に自己資金の5倍の家を買うそうです。
 1000万円持ってたら、4000万円借金して5000万円の家を買う。

 アメリカではずーっと土地価格が上がってたので問題がなかったのですが、土地の価格が下がり始めると問題が出てきます。

 ご存じの通り長期ローンは初めのうちは利子がたくさんなので、元本がほとんど減りません。そんななか、現在のところ住宅価格は平均22%下がっています。
 つまり、5000万円の家の価値は、3900万円。あれ、4000万円の借金をして買った家が3900万円になっちゃってますよ・・・。

 そして、アメリカの約半数の州では、銀行から借金で買った家のローンは、銀行に家をくれてやればチャラになるという法律があります。

 つまり、今、3900万円に値下がりしちゃった家を銀行にくれてやると、4000万円のローンがチャラになるのです。

 ってことで、銀行に家を明け渡す人が続出。銀行は価値が下がった家を抱えまくります。
 そして、人が住まない家は管理費がかかり、ぼろくなり、空き巣まで入ります。
 銀行涙目・・・。

 また、家を明け渡さずきちんと返済している人たちも、延滞率が今までの1%から5%に上がっています。お金ないから返せない人がどんどん増えているのです。。

 この住宅価格の下落は、今は国の支援により何とか止まっていますが、これが終わるともう10%くらいは下がるといわれています。

 さらにやっかいなことに、「ローンの金利最初は3%でいいけど、5年後から8%ねコース」がたくさん設定されており、この「5年後」のピークは2011年なわけです。

 さあ、また大変なことが起こります。
 前回は、投資銀行や政府系金融機関がぶっつぶれました。つまり、個人も政府も傷ついたのですが、金融機関が一番傷ついたわけです。

 今回は、これ以上銀行がつぶれたら大変なことになるということがリーマンショックでわかっています。では、一番ひどい目に遭うのは・・・政府でしょう。アメリカ政府。

 ただでさえたくさんの赤字を抱え、ドル札を刷りまくっているアメリカ政府。
 ここがさらにひどい目に遭うと、結果として何が起こるか。

 ドルの価値、暴落。インフレ、到来。

 実は、これはアメリカだけではありません。
 借金を抱え、お札を刷りまくっているのは、多くの政府がやっていることです。

 ジムロジャースは言います。

 アメリカとイギリスの通貨はひどい状況だ。
 それ以外の通貨も、ひどいものがたくさんあり、世界中で通貨の価値が暴落する可能性がある。
 最初は、内部に問題を抱えている比較的小さな国から始まるかもしれない。
 アルゼンチンやウクライナ。
 そこから、通貨危機は、世界中に広まる可能性がある。

 安全な通貨は、世界に一つもない。

 では、資産はどうすればいいのか?
 もう一つの話、「資源」については、次回に続きます。
 
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もりぞおさんは、11/6に、新宿厚生年金会館で行われた、
「ジムロジャース来日公演」に行ってきました。

 ジムロジャースといえば、「冒険投資家」と呼ばれ、私が世界旅行をすることになった原因のひとつである、罪深い人。
 まさか、お目にかかれるとは。。。

 ってことで、この講演会の内容は近日中に公開しますが、その前に2007年7月に書いた彼の著書の書評をどうぞ。
 あ、調子に乗って、文末にちょっと講演会の内容も書いちゃった。

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「冒険投資家」(英語でADVENTURE CAPITALIST)
この言葉に惹かれ、本を手に取り、

帯に書いてある、村上龍への言葉

「リュウ、人生は短い、
遠くまで行って世界を見よう」

に感動して読み始めたこの本。

私の欲しているモノがたくさん詰まっていました。

ジム・ロジャース。
NYで投資の鬼才として名をとどろかせ、37歳で一生分稼いだので引退。
その後、世界中を旅しながら、有望な国に投資をしている男。

ステキな人生です。

この本は、彼が3年間かけて、車で世界一周した時の旅行記です。
氷河を越え、砂漠を越え、軍隊と一緒に内戦を越え、第二次世界大戦以来誰も車で通ったことのない国境を越え・・・。

まさに、冒険家。

今回、彼が乗っている車は、下の表紙にあるような黄色い特注のベンツです。
この、ベンツであるという理由がまたイカします。

メルセデスは、世界のどんなところに行ってもディーラーがあり、修理が出来る。
なぜなら、世界中の貧困があるところにいく寄付金は、必ず地元の有力者のところに集まる。
そして、彼らは、食料よりもワクチンよりも先に、自分のためのメルセデスを買うからだ。

自分の持ち物には、実用性を求め、それに洒落と皮肉のスパイスをふりかける。

まさに、私がモノを選ぶ基準と一緒。

この本を読めば読むほど、私がやりたいと思っていることを実践しているような気がして、
自分の進むべき道が見えてくるような気がします。

冒険投資家である彼は、様々な国へ冒険に行き、その土地を眺め、将来を予想し、
明るい将来を見た時は、その国の証券会社に口座を開き株を買っています。

「戦争が終わったばかりの国に行くに限る」
と言い放つその様は、まさに、冒険投資家です。

2000-2003年に行われたこの紀行にも、たくさんの国に対する評価、感想が書いてあり、その着眼点の鋭さには感心させられます。

中国が伸びるというのは当然として、トルコに投資したこと、アルゼンチンから引き揚げたことなど、実績もしっかりと積み上げています。

さて、そんな彼が、我が国日本をどうみたのでしょうか。

数ページに渡って書かれている日本の部分を要約してみます。

> 日本は、素晴らしい観光の地であり、それにふさわしい豊かな伝統を持つ。
> この国の富は、目がくらむほどだ。

> 高速道路では、目的地まであと何時間かを電光掲示板が教えてくれ、
> 歩けば、目の不自由な人向けのでこぼこや音が出る信号が案内してくれる。

> しかし、日本は深刻な問題を持っている。
> 途方もない額の、借金である。

> 誰も走らない高速道路や、どこにも行くことが出来ない橋を造り、
> ばかげた値段の米や果物を維持するために農家に手厚い保護を図る

> 政治に影響のある、ごく少数の労働者の利益を守るために作られた借金。

> このことについて、日本人は気づき始めており、不安で取り乱している。
> 出生率は最低で、自殺率は最高。なりたい職業は公務員である。


まさに、その通りという内容ですね。
この内容から、彼は日本に投資するのでしょうか?

答えは、Yes.


> 市場は失望で溢れており、企業は割安である。
> 政府は利下げをし、金を刷ることで資金供給を増やす意志を決定した。
> 発行された金が、最初に向かうのが株式市場である。


冷静かつ、明確な判断ですね。


> 市場は底入れの兆しを見せている。
> 今後景気は回復するだろう。リバウンドというかもしれないが。
> これは、短期から中期の話である。10年20年という単位で投資をしたいとは思わない。

目もくらむような豊かさに感動しながらも、その豊かさの元が何かをキチンと究明し、
問題の本質をとらえながらも、その問題の深さを値踏みし、
現状を踏まえながら、豊かさと問題を天秤にかけて、投資の判断をする。
そして、その全ては、自らの知識と体験を元にしている。

冒険投資家は、伊達じゃない。


彼の言ったとおり、日経平均は2003年を底に今まで順調に上がっています。
さあ、これからどうなるのか。


> ほんの少しだが、変化が訪れる予感がある。
> 日本の有権者にさえ、肥大化し腐敗した大勢が全てを押しつぶそうとしていることが見え始めたのだ。


彼は、様々な国に対して、○と×を明確にしています。
×の国は、明確に切り捨てます。

韓国が、保護貿易をやめた時、厳しい国際競争に勝てるとは思えない
ナイジェリアに至っては、私はナイジェリアが国として生き残れるとは思えない。


日本はやばい状況にある。
でも、まだ取り返しがつくところにはいる。

その認識は共感できるし、出来たら、日本国民全員が共有すべき認識だと思う。


 と、いうわけで、ここまでが2007年の内容です。
 そして、2009年11月の講演会で日本についてこういっています。

「私は、日本株と日本円をUSドルよりはたくさん持っている。
 ただ、これを5年10年持っているかは分からない。人口が減っており、財政の状況は悲惨だからだ。
 5年間、日本に変化がなければ手放す。
 新政権は変化を起こす。その変化がよいものであっても、悪いものであってもチャンスはある。
 例えば、私は、彼らが日本人が子供をたくさん産むような政策をとると聞いているので、サンリオやタカラトミーの株を持ってる。」

「私は、日本人はこれから歩む道を、この3つから選ばねばならないと思っている。」
 1.子供をたくさん産む
 2.移民を受け入れる
 3.生活水準を落とす


 全く同感であると同時に、3を選んでしまいそうな気がする・・・。

 次回、彼が語った世界経済のお話を。

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 実は、今、ダライラマ法王は日本にいます。
 世間でニュースになっているのかどうか知りませんが、10/31,11/1,11/3と各地で講演会を開いているのです。

 そのうちのひとつ、東京は両国国技館講演に行ってきました。
 おいらも、いろいろ行くなあ。。。

 このイベント、何かの会員じゃないといけないとかそんなのはなくて、普通にチケットぴあなんかでチケットを買えます。

 20分遅れで入った国技館はガラガラ。。。
 アリーナ席は7割方埋まっていたのですが、枡席は2人1升で使ってるのに前から2列しか埋まってないし、2階の椅子席も散々。。。

 HPには
本講演のチケット料金は、講演の実施に必要な経費を賄うためのものであり、利益目的としたチャージは一切加算されておりません。
 と、書いてあるのですが、大赤字が出てないか凄く心配です。。。

 で、法王をはじめとする出演者も遅れており、スタートは30分遅れでした。
 ぞろぞろと入ってくる出演者の真ん中、スクリーンに映る法王の顔は、普通の気のいい下町のじーさんでした。。
 もう、今にも日本語で「こんにちわ」って話しかけてきそうな。

 でも、法王の話は英語です。それも、のんびりした英語です。

 そして、講演会が始まったのですが・・・眠い。。。

 この会は、東大名誉教授とか文化人類学者とかがたくさん出てきて、まずこの人たちがプレゼンテーションをするのです。

 これが、死ぬほどたるい。。。

 格差が広がって日本は不幸だとか、
 環境汚染は国境を越えて、世界全体で考えなきゃいけない問題だとか、
 夕焼けこやけのの歌にみる、古き良き日本とか、

 なんというか、言い古された話を、これまた、大学入試の国語の問題みたいな死ぬほどわかりにくい説明をしてくれて、まあなんというか「早送りボタンはどこだ」って感じです。

 そして、おのおののプレゼンテーションの後に、
「法王、何かコメントをお願いします」
 ってなるのですが、完結し、かつ目新しいところのないプレゼンに対するコメントですから、まあありきたりのことしか言えないわけですわ。

 微妙に通訳もうまくいってないらしく、プレゼンの内容と、法王の話もかみ合っておらず。。。10/31の「さとりへ導く三つの心と発菩提心」に行くべきだったか。。。

 確かに、科学と宗教の融合は、著書の中でも何度も語られていることなのですが、私にはその重要性がいまいち腑に落ちていない(ちゅか、独立していることのどこに問題が。。)ため、どうも話にのれないのです。。。

「人類の発展のために、もっと心を研究するべきだ」
 と、いうことは、確かにその通りなんですが、もう一歩踏み込んだ具体的なもしくは宗教的な言葉を聞きたかった。。

 法王の話で一番印象に残ったのは、20世紀をポジティブな時代ととらえていたこと。
 チベットにとって、ダライラマ法王にとって、中国に侵略されて、虐殺されて、亡命させられて、酷い時代だったように思うのですが、法王はこういっています。

「20世紀後半はポジティブな変化がたくさん起きた時代。
 戦争が不可避だと思われていたのが、共存を目指そうという機運になった。
 東西冷戦が終結し、全体主義国家も消えた。
 イラク戦争の開始時に世界中であれほど何百万ものの人が、戦争に反対を唱えた。

 こんな風にいいことが起こっているのだから、もうすぐGood-Byな私たちはともかく、若い世代に常に新しいものを求めるような教育をすることが大切だ。」

 辛い目にあい、厳しい立場に置かれている、かつお歳を召している人なのに、その姿ははつらつとして、楽しそうでした。
 このバイタリティは、いったいどこから来るのだろう。。。
 そして、この人のように、元気で、ポジティブに世の中をとらえていける人が多くなれば、21世紀にもポジティブな変化が起こっていくんだろうな。。。

 講演自体は、かなりぐだぐだで眠かったのですが、私もポジティブに、こんな事を学んだのだと心に留めて会場を後にしたわけです。

「すべての宗教に共通するのは人間の思いやり、愛です。
 今、大切なのは宗教に関わらず、そうした普遍的な愛、思いやりというものの大切さを持つことなのです。」

 と、いうわけで、今回の記事の50%は、愛と思いやりで出来ています。
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